2015年03月29日

カストロのこと

たまに遠出したときの備忘録と化してるブログですが、お久しぶりです。
もう数ヶ月前になりますが、学生時代から夢見ていたサンフランシスコのカストロ地区に行く機会がありました。
大学時代に友だちが行き、そのゲイゲイしい活気を教えられ、カストロという少し順番を間違えると危うい名前のインパクトからも、いつか行ってみたいとずっと思っていました。
ずっと思っていたら叶うものなのですね。大学時代からだいぶ時間が経ったけども。

サンフランシスコで同僚と滞在する宿舎が、なんとカストロから徒歩10分くらいの場所にあったのです。

宿舎を出てすぐ、長閑な街の昼間に男女カップルに混じって腕を組んで歩くラブラブ男性同士のカップルを見かけて興奮したものです。
そんな光景が普通になればなんていつも思っていたはずなのに、そして周りに気にしてる人なんて誰もいないのに、当事者のはずの私が思わずガン見。
そんな私も数日経ってようやくチラ見くらいには自分を抑えられるようになり、2週間後やっと見慣れた頃に帰国となりました。

244D1262-E1DE-4DE1-8D24-BF557FBB137B.jpg
カストロの横断歩道

慣れって大切ですね。
例えば臭覚も、最初嗅ぎ慣れない匂いだと気になるけれど、それも悪影響がないとわかると自然と匂いを感じなくなるようにできているとか。
まぁ、私自身は臭いけどなぜかまた嗅ぎたくなる臭いに惹かれたりもしますが。

私も彼女と街で普通に手を繋いで歩きたい。
そんな風に思いました。
思いましたが、カストロでは女性同士のカップルはほとんど見かけなかったのです。
どうやらカストロ地区は高級エリアのようでお金持ちのゲイが多く住んでいるようです。
ここでも男女格差があるかと思うと切ない。切ない。


しかし、レズビアンイベントがないわけではないらしく、たまたま滞在期間にカストロで行われたプッシーパーティというイベントへカイザー雪さんに連れて行って頂きました。

3B40D6A7-DBB8-45D1-AA16-6E5C9FCB3E49.jpg
チップで笑顔をくれたお姉さん

日本でもクラブなんて滅多に行かないのにアメリカのクラブでハッスル(死語)できるはずもなく、チーンと座ってただただ踊る人々を見ていましたよ。

70192BDE-DD78-4779-ADA1-0D7351FD9961.jpg
私に近づいて来てくれたのはこのネコだけ

ちなみにレズビアンイベントと言っても性別関係なく入れます。そして入場料もなく、下戸の私はカウンターでコーラを頼んだらお金はいらないわって言われました。下戸レズの懐に優しいイベントでした。

別の日には建物全部がドラァグクィーン系の、一階はステージ、二階はダンスフロア、三階はビリヤードというDIVASに行きました。
入り口にいた50sのお姉さんが本当に素敵でした。

626EB1EE-6DF4-4933-898F-99059E44D1AD.jpg
私が子どものような身長差


サンフランシスコと言えば今から10年前の2005年、当時の市長が同性カップルにも平等な権利を与えるべきだと、同性カップルに結婚許可証の発行を開始しました。その後一度は差し止めとなったりしながらも、現在は同性婚ができますね。
日本はこの先どのようになるのでしょう?


来週またサンフランシスコに行くので、その時は同性カップルを見ても興奮しないよう気をつけたいと思います。
あと前回3キロ太ったのでこちらも気をつけたいと思います。



●最近のこと
まきむぅにインタビューしてもらって記事になりました。

●今発売の『東京グラフィティ』のレインボー日記に少しだけ書いてます。
37A2E52A-3616-4757-810D-3A0FE814A879.jpg
posted by bianca at 20:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外

2014年08月03日

平成ゲイと昭和レズビアンのマレ地区散策

もう一カ月経つので忘れないうちに。
今年やっと堪能できたパリのマレ地区。すでに色々ぼやけていて夢日記を書いている気分です。思い出は淡く儚く変色してゆくものなのね(記憶力が悪いだけ)。

今年マレ地区を堪能できたのは、出稼ぎに同行した社外のK君が偶然にもゲイだったことが大きい。出発前、彼のSNSをこっそりチェック(私の得意技)してみたら明るすぎるオープンゲイでびっくりしました。平成生まれゲイすごいわ。
10日間の出張中、どこかのタイミングで私もレズですよとカムアウトしようかしら?なんて悶々としていたらばそのときは2日目の夜にやってきました。「仕事以外で行きたいところは?」という話になったとき、K君は間髪入レズ「マレ地区!」と言った。日本のガイドブックにも「ゲイタウン」と書かれているマレ地区と言った。
キタわぁ〜とカム返しすると、居酒屋で偶然知り合った人が同郷だと知ったときのような空気になりました。毎年パリではかなりハードに働くのでフリーの日はぐったりとホテルに籠ることが多いのですが、今回はK君に若パワーをもらって昼の明るい時間からマレ地区を散策することができました(と言ってもパリの夏は夜10時でも明るいのですが)。

こうして平成ゲイと昭和レズで訪れた昼のマレ地区でしたが。
あらっ?ここは表参道?裏原宿?石畳の通りにお洒落な雑貨店やスイーツ屋、古着屋が並び、カフェテラスでは老若男女その他の皆さまがワンコなど連れて思い思いのひと時を過ごしていました。

1604.JPG
しかしよくテラス奥を見るとアニメ風ガチムチ。

1530.JPG
ヨガ雑誌の下にゲイ雑誌『TETU』。マレ地区だけでなく街中のキヨスクにも普通に飾られていました。

1782.JPG
アイス屋さんもさりげなく虹色とマッスルポスター。

1550.JPG
ゲイ向けのアダルトショップや本屋も点在しているのですが、どこもお洒落で入りやすい。子どもも雑貨屋だと思って入ってしまいそうです。

1785.JPG
ありがちな名前のバー。

1564.JPG
ショーウィンドウに並ぶスマホケース。

夕飯をどこで食べるか迷ったのですが、陽気な店員さんが声をかけてくれたCaffe Vitoへ→

1566.JPG

1578.JPG
虹色に覆い尽くされていたCaffe Vito。料理はボリューム満点。

席に着くと、早速K君隣の紳士に「コンニチワ!」と話しかけられる。
K君は中性的で綺麗なため日本ではゲイにモテないと言っていたが、パリジャンにはすごくモテていた。毎朝仕事先のブースに通ってくる若干ストーキングなうな男性もいました。

食事中「こうやって家族や子どもがいるカフェで同性カップルも普通にラブラブな光景が見れるって、いいですね」とK君。そうなのよね。ゲイタウンと言っても様々な肌の色をした家族や男女カップルも子どももいる。
ここでのレインボーはLGBTの象徴ではなく「ここでは誰もが差別されません」という意味しかないのかもしれないなぁ、と思いました。
同性婚ができるようになったフランスでも、地域によってはまだ同性で手をつないで歩くのは危険な場所がある、と今回もお世話になったまきむぅこと牧村朝子さんも言ってました。ちなみにフランスで同性婚したまきむぅは今でもパートナー森ガと羨ましいくらいラブラブでした。
私もいつか仕事ではなく、彼女と一緒にフランスを旅行したいな。マレ地区だけでなく、どこもが「ここでは誰もが差別されません」という虹が空にかかる場所であればと願います。


★オマケ
フランスのゲイ向け同人誌だそうです。カラフルな戦士、可愛い!日本のコミケにも出たら人気出るかしら?
1862.JPG

★オマケ2
昨日、彼女と一緒に思い出のレストラン『Tokyo Family Restaurant』で食事をしました。
5年前、友人が私たちの結婚パーティを開いてくれたお店。
年に1度の記念日にしか行けていないのにも関わらず、お店の人たちは顔を覚えていてくれ(レズ婚が珍しかったからかもしれませんが)、かわるがわる挨拶に来てくださり、サプライズもしてくれました。日本で特にゲイフレンドリーを掲げている店ではないけれど、名前の通り気取らず気さくで世界の美味しい料理が味わえる、こんな素敵な店を選んでくれた友人たちに今も感謝しています。

5.JPG
すでに満腹だったお腹もびっくりしたであろうお店からのサプライズ。
posted by bianca at 16:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 海外