つきあって3年目で同棲を始め、同棲してからは6年になる。
もし異性同士だったなら、その6年の間のどこかで籍を入れていただろうし、子供も生まれていたかもしれない。病めるときも健やかなるときも、彼女を愛し、彼女に忠誠を捧げることに対して、気負いも無く単純に誓っていた。
年を重ねるごとにお互いの存在がより大切なものになり、かけがえのないものになってゆく。
どこにでもいる平凡なカップル。
だけども、同性カップルにはそんな平凡が実は難しい。
周りに嘘をつき、家族に嘘をつき、一緒に住むこと、住み続けるには困難が生じる場合がある。
色々な犠牲も生まれ、何度も別れの危機が訪れる場合がある。
それらは、もしかしたら同性同士だからという理由ではないものも混ざっているかもしれないけれど、やっぱり「同性同士だから」という理由で片付けられがちなのが悲しい。
私は「レズビアンとして生きていく」という強い意志があるわけでもなかった。ただ、彼女と一緒にいたい、彼女と一緒の家に帰りたい、それだけが始まり。
男女のカップルなら、自分の生まれた家を始め、色々な家庭のモデルがある。だけど、同性同士がどんな暮らしをしているのかは見えにくい。
もしかしたら隣に住んでるかもしれないのに。
「ルームメイト」と偽って暮らし続けているカップルも多い。
他が見えないから、同性同士の家庭というのは自分たちで試行錯誤しながら作り上げていくしかない。
長くなったけれど、私は、私たち以外の♀♀カップルがどんな風に「家庭」を持っているか、やっぱり知りたい。だから、blogを通して知り合えたカップルの家に招待された先週末は、本当にうれしかった。
2人の家は広くてインテリアにもこだわりが感じられて、明るくて、可愛い猫(本物のほうの)もいた。
とても美味しい手作り料理でおもてなしをしてくれた。
カップル2人、仲が良さそうに代わる代わるお料理をして、ときにはサボる相方を怒ったり。
そんな2人の生活空間を見せてもらえて、幸せを感じ、安心した。
私がblogをやっているのは、実際に私たちの家の中に招待する代わりに、女女苑で「リアルなレズビアン」が存在するんだよ、こんな生き方をしてる人もいるんだよ、ということを表現して何か少しでもプラスを感じてもらえたらなぁ、と思うから。
レズビアンは、AVの世界だけでも、男装喫茶の世界だけでも、まりみての小説の中の話だけでもなくて、リアルに存在するし、平凡な夫婦のように生活してる人たちもいるんだよと。
夢でも幻でも宇宙人でもないんだよと。
そして、とてもおこがましいけれど、そのことで悩んでる人がいたら、「意外と大丈夫なのかも!」「好きな人と生きる道もあるのかも!」「けっこう面白いし楽しいかも!」とプラスに思ってもらえたらうれしい。
何より私が書いていて楽しいから、読んでくれている人もきっと楽しんでくれるはず、少しでもプラスに思って笑ってくれるはず。
そんな風に信じて書いています。
●祝:TLWシェーン来日
今日1日興奮のメールがたくさん来ましたわ。みんなシェーン好きねぇ。私も好きですが。
空港とかぺ様ファンのおばちゃんに負けず、ケイト様ファンのレズビアンたちがお迎えにあがるのかしら?
ベットのときのように2丁目にも来るのかしら?
Lの世界 トリロジーBOX [DVD] ジェニファー・ビールス, ローレル・ホロマン, ミア・カーシュナー, キャサリン・メーニッヒ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2008-11-19 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ラスト・フレンズに描かれているような苦悩だけじゃないんだということを知ってほしいですね。
(ルカがタケルから得たような)信頼できる他者からの承認と、自分もこうなりたいと思えるような先行モデルが、思春期・青年期には(中年期もかしら)必要だなあと思うんです。
若い子たちがbiancaさんはじめnurekobutaさんや、TOKYOレズビアンLIFEさんのブログを読むことで、将来に希望をもてるようになっていく姿をいつも妄想しています。
実際、そんな子がきっとわんさかいることでしょう。
素晴らしいエントリーでした!
私もこのブログを読んで初めて自分のことやいろいろをプラスに考えれそうになってます☆
きっと辿り着くところはゼンゼンbiancaさんたちとは違うと思いますが・・まちがいなく
げんきをもらってます。ありがとう。。
関係ないですが、いつもbiancaさんと言えば、
「風の谷のナウシカ」の王蟲に触覚で包み込まれるあの瞬間とイメージが被るのです。笑。優しいからです
(そして偶然にも今日放送します)
同性を愛しながらも、心の中に偏見が残っていて、葛藤している時期がありました。
彼女を人間として好きになったんだと、そのときは思っていましたが、今は彼女が女性であったからこそ惹かれたのだと思います。
いつか…自分たちが同棲したとき、biancaさんを招待できるような、素敵な関係でいたいです^^
あの、突然で申し訳ないですが…リンクを繋げても良いでしょうか。
リンクフリーなのは分かってても、無断で繋げるのは少し恐れ多くて…;;
5月にブログをはじめ、某ランキングでぶっちぎり1位だった女女苑さんの過去記事を、全部楽しく読ませてもらました。
現在、つきあって(一緒に住み始めて)もうすぐ9年になる彼女と暮らしています。
うちは2人ともお互いの家族にカミングアウト済みですが、彼女の家族に認められたわけではありません。(まだ1・2回しか会った事ないし…。)
パートナーシップ法が制定されれば、絶対結婚したいと思っているんですが…日本ではなかなか難しそうですよね。( ̄ヘ ̄;)ウーン
そうなると、『養子縁組』なんですが…。
同性愛の2人にとって、『養子縁組』は『一生添い遂げる』という誓いにはなると思いますが、本来自分達が望んでいるのは法律上でいうところの『親子関係』では決してないので…正直ふんぎりがまだつきません。
でも、彼女も「同じ戸籍に入っていいよ」と言ってくれているので、前向きに考えていこうと思っています。
ちなみに自分も『燃える牡羊座』(笑)です!
これからも楽しみにしています!
実はボクもしばらく前までは、同性愛について深く考えていませんでした。しかし、某動画投稿サイト用に同性愛についての作品を制作中で同性愛について調べだしてからは、異性愛の様な「一般的モデル」が無い事に愕然としました・・・
(結果、ブログを徘徊するのが日課になりましたが(^^;)
なんだか、何を言おうとしてたのかまとまらなくなっちゃいましたが、ボクみたいに「同性愛?どんとこーい」という考えを持ちつつ、異性愛も同性愛も当たり前の文化を待ってる人もいますよって事で締めます。
(ついでに、ボクはうつ病なのである種、同性愛の方が感じる葛藤に似たものは理解できます。どこまでオープンにしていいのか判断が難しいのです。あ、結局締めてないや。)
いつもbiancaさんのブログを楽しく拝見しています。元気をもらうこともあります(^−^)。
私には付き合って4年になる彼女がいます。
一緒に暮らしてはいません。多分、お互いが定年になってからのんびりと一緒に住むかな・・・。
と思っています。
「単身赴任」的な気持で生活をしています。
「遠距離恋愛」っていうと恋人感覚というか、なんかしっくりこないので(^^ゞ
カップルそれぞれに、それぞれの形がありますよね。やっと最近、「これで良いんだ!」と自分の中に軸ができました!
ちょっと強くなれた感じです(^−^)
ではでは♪
そのことに気付けただけでも、人生まるもうけだと思います。
また『マリみて』にかぎらず百合作品は、現実の社会では可視化されづらい同性愛者の存在に非当事者が眼を向けるきっかけになりますし、そしてそれを機に自らのセクシュアリティを見つめ直すことも有意義だとは思いますが、 しかし当事者が現実社会における具体的なライフスタイルを模索するとなれば、それはそれでやはりまた別の「モデル」が必要でしょうね。
そこをいくと、当事者がインターネットを通してプライバシーを保持したまま「生の声」を発信できる今の時代は、何だかんだいっても恵まれているように思います。
「同性愛者に生まれたからには異性愛者とは違う生き方を追求しなければならない」といったようなイデオロギーの押し付けではなく(もちろんそうした信念をもつこと自体は自由ですが)、日常の生活に根ざした、より実用的な情報が求められているのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
私も「遠く離れて」の時から拝見しています。今回、夜中のテンションにまかせて偉そうなことを書いてしまったかも・・・と思っていたので、コメントは恐縮ながらもうれしかったです。恥ずかしさを抑えて真面目エントリーも書いてみるものですね。「信頼できる他者からの承認」これは本当に必要なことだと思います。ブログを書いている以上、こうしたコメントを頂けることを励みに少しでもプラスの影響を与えられる存在になりたいなぁと思っています。
>Lさん
ものすごく素敵な例えで表現してくださりありがとうございます!王蟲か〜ヘタレズなんであのような強さを持った優しさを目標にしたいと強く思いました。辿りつく場所や生き方はそれぞれだし、レズビアンは皆こんな生き方をするべきとも、もちろん思わないけれども、とにかく幸あれ〜と願っています。
>河馬さん
ありがとう!私もコメントに助けられてます。偏見を自分の中から完全に取り除くことは不可能かもしれないけれど、その偏見に気が付くことは重要だと思っています。ご招待ありがたく待っています、どれだけかかっても。リンクは携帯からしてくれる人はもしかしたら初めてかもしれません。ありがとうございます!
>toaさん
はじめまして、熱烈歓gay!コメントありがとうございます。つきあいの長さだけは引かれるくらいいつもぶっちぎりの私たちカップルでしたが、同じ9年カップルキター。うれしいです。
養子縁組について最近考える出来事があったので近々書きたいと思いますが、彼女さんがそう言ってくれてるし、環境が整っているなら入ってほうが良いかと思います。今の日本で同性結婚が認められるのを待っていると何が起こるかわからないからです。『永遠』の証明、私も楽しみにさせてもらいます。
場所が変われば異性愛もマイノリティ。結局、量で決まってしまうのですよね。あと時間も。あの時代は普通でも今は異質とか。
loopさんはどんな作品を制作されるのでしょう?自分自身とは違う分野のものを表現するのはすごく気を使いますよね。私も性同一性障害やうつ病などについて書くときは当事者を傷つけないよう、でも主張は伝えられるようとても気を使いますから。大変ですね。素敵な作品ができますように。
>ちびさん
はじめまして!熱烈歓GAY!元気をもらうと言ってもらえることに元気が出るbiancaです。ありがとうございます。定年になってから、という長い目でみたつきあいもあるのですね。本当、カップルそれぞれに、それぞれの形がある。自分とは別のつきあい方を認められるようになりたいですね。美輪さんの言葉を借りれば「殺したわけでも盗んだわけでもない愛し合っているだけ」なのですから。
>めめちゃん
そうそう平凡に生活してるのに不満ばかり言う人には本当、気が付いてもらいたい。向上心は大切だけれど、今に感謝できる気持ちは忘れちゃいけないと思います。
彼女さんにどうかよろしく!
>Ossieさん
ゲイというと、アーティスティックでセレブな文化人というイメージか、お笑い対象か・・・でも平凡に暮らしたい同性愛者が、平凡に暮らせる社会というのがなかなか難しい。ゲイだからって何か芸が出来るわけではな無いんですよね。「まりみて」や「Lの世界」ブームなどが良い風を持って来てくれることはあると思います。でも、blogはOssieさんがおっしゃるように当事者の「生の声」を発信できるツールだと思っています。なのでこれをプラスに活用できれば、と私も思っています。
私はbiancaさんの職業に「OL(オフィスレズビアン)」と書かれてるのを見て大爆笑し、なんだかものすごい勇気をもらい、「この人、イイ!絶対スゴイ!ていうか絶対めっちゃ面白い人だ!!!」と勝手に思ってしまいました(笑)。
そーなんですよね。周りが思ってるよりずっとビアンって平凡なんですよね。
私も彼女とはなんだかんだで長いことつきあってきて、お互い空気みたいな存在になってきてるクチです。
一緒にご飯食べて「これおいしいね。また作ろうか。」なんて言ってみたり。そーいうことに幸せ感じたり。
それに、「私は好きな人と幸せになることは一生できないんだ。」って10代の時思ってた私が20代を歩み始めたとたんそんな人と出会うことができてたり。
そういう案外フツーなことをブログで伝えるのが夢というか。「こんな人いるんだ〜。なんかウケる。けどなんか和む。」みたいなブログにしたいななんて。。。こっそり思ってます(笑)
と、人のブログのコメに抱負を書いてしまった(笑)長々とすみません!
私たちはネットで出会いましたが、そうしたネットや2丁目などにアクセスできない人にも、日常の学校生活などでも出会いがあり、しかも相手がノンケでも想いが届くこともあるという、ごろごろさんの例こそ、読んで多くの人が勇気づけられたことと思いますよ。
最近はその元ノンケの彼女さんの言葉に胸を打つことがありますよ。ルカへ「言ってみればいいのに」とかね、説得力ありました。
これからも楽しみにしています!
私にとって、biancaさんカップルさん、ごろごろさんカップルさん、そしてnurekobutaさんカップルさん、
皆さんのブログを読むのが大好きで、毎日欠かさずチェケラッチョしてしまうのは、(笑)
皆さん方、私よりちょい大人のカップルさん方の空気感が大好きで、憧れで、
数年後に、皆さんのような恋人同士になっていたい。という、
先輩に対する後輩の勝手な憧れみたいな、そんな気持ちからです。
私もブログを書きながら、「こういうカップルもいるんだよ〜」って、
いつかどこかの誰かに届けばいいなぁ、
例えばFTMさんの彼女さんとかがどこかにいて、何かに悩んでいたら、こんなやつらもいるよー、って
なんか思ってもらえたら…なんて思って、日々綴っています。
長々と取りとめもないことをすみません!!m(_ _;m
ワイハーからお帰りなさいませ!何年前のエントリーでも思うことあれば書いてくださればうれしいです。ありがとうございます。
「先輩に対する後輩の勝手な憧れ」☆☆☆←なんか萌えな言葉ですが、安らぎを与えられるようなババビアンを目指して頑張ります。
FTMさんとつきあう、というのはまたレズビアンカップルとも違う面もあるでしょうし、ゆーさんカップルを見て勇気付けられてる人たちもいることでしょう。
私も新鮮に拝見しています!