このイベントは日本文化と言ってもアニメやゲーム、コスプレなどオタクと言われるカルチャーが中心で、20万人以上の来場者の90%以上がフランスやその周辺諸国からのヨーロッパの方々。日本人はあまりいないのですね。
そこで驚いたのは、やはりBLブースの賑わい。ボーイズラブ大人気!百合ブースもあるにはあるのですが、規模と数が違いました(少し敗北感)。
腐ジェンヌさんたちの熱気に包まれていたBLブース
会場で現地の友人に会う機会が少しあったので、パリの腐女子たちパワーあるね!なんて話しをしていたときにふと疑問がわきました。
フランスは大規模なプライドパレードもあるし、先日同性婚も可能になった国。
「禁断」というスパイスがなくなったら、BLの魅力は減ったりしないのかしら?
それをフランス人の友人に話したところ「インタビューしてみようよ!」と明るく言われ、「えっ!?ここで熱心にマンガ選んでるパリジェンヌたちに?それ、失礼じゃない??」と言うと、「なんで?日本から来た人が話を聞きたいって言ったら快く答えてくれるよ!」と尻込みしている私を引っ張って彼女たちに声をかけ通訳してくれたところ、本当に快く答えてくれました・・・。
インタビューに直接答えてくれたのは23才の女性2人組。黒のゴシック系コスプレをしているためか実年齢より大人っぽく見える美しきパリジェンヌ。後ろで面白そうに話を聞いている女性や男性もいました。
・BLの魅力は?百合には興味ない?
「私たちは男性が好きだから、かっこいい男性が2人も登場して恋愛するのが良いよね。百合は興味ない、なぜなら私たちは男性が好きだから!」
・BLを好きになったきっかけは?
「インターネットで日本のBLマンガを見つけてハマった。ずっとネットで読んでたけど、今はこうやって書籍としてフランスでも発売されているからとてもうれしい!」
・同性婚ができるようになったことについてどう思う?
「すごく良いこと!なぜなら私たちには実際ゲイの友達がたくさんいるから。彼らが幸せになって本当にうれしい。禁断とかタブーという面がなくなるのはBLの面白さに関係ない。男女の恋愛マンガだってそうでしょう?」
・BL好きなことは後ろめたい?
「なんで?みんな堂々と読んでるし、実家のリビングにマンガ置いてるよ。同性かどうかではなく、性描写があるかどうかについては家族の目がちょっと気になるけど(笑)」
短くまとめると、こんな感じでした。
日本では腐女子に「百合(や男女もの)も好き」と言わなくてはならないような風潮があると聞いたことがあったので、堂々と「興味ない、男が好きだから!」と言い切るパリジェンヌすごいと思いました(もちろん男好きでも百合好き、女好きでもBL好きな人もいると思いますが)。実際身近にゲイ友だちが多くいて、同性婚ができる国でもBL好き女子はたくさん存在するのですね。インタビューした女性たちの意見がすべてではないですが、面白い話しを聞かせてもらったなと思います。
ちなみに通訳してくれたフランスの友人はレズビアンで今度同性婚する予定。
おめでとう!いいな!!!
しかもお相手は日本人でカムアウトしているタレントのまきむぅこと牧村朝子さん。
いいな!!!末永くお幸せにねーーーー!
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最近更新サボってますね?
楽しみにしてる人もいますから
よろしくお願いします
コメントありがとうございます。すみません、精進いたします。
そして
私の名前はbiancaです・・・
>かりんさま
面白く読んでくだすって良かったです。そうですね、BL好きなレズビアンも多いと私も思います。そしてそれを言いにく人もけっこういるのではないかなと思います。二次元でも三次元でも好きなものを好きと言える世の中であって欲しいと思いますね。