2008年12月08日

レズビアンはガラスの靴を履きません

小学校の高学年まで、スペインのカナリア諸島というところで育った。
年中ぽかぽかと暖かく、時間がゆっくりと流れる島。
毎年2月には、カルナバル(カーニバル)があり、町中がコスプレ大会となる。その1週間、老いも若きも、スパイダーマンやピエロや動物の仮装をして踊り続ける。
最終日には、女装の喪服を着た男達が泣きまねをしながらぞろぞろと歩くのも毎年恒例。
私はカルナバルが大好きで、毎年どんな仮装をするかわくわくしていた。

帰国直前のカルナバルで着た金色のお姫様衣装はあまりに好き過ぎたため、「東京でこんな格好してる人はいないよ」と宥められたけれども日本に持って帰った。

帰国後に編入した小学校の学芸会で、私のクラスは「シンデレラ」の上演が決まり、私のドレスが貸し出されることになった。
シンデレラは、クラスで一番可愛くて色が白くて華奢な女の子に決まった。
もちろん私ではない。
私は自分がシンデレラになるとは思っていなかったけれど、心の中ではほんの少し、このドレスは私のだったのにな、と思っていたような気がする。
同時に、主役の女の子の可愛らしさに惚れ惚れしたのも覚えている。

当日、どんな経緯か私は意地悪なお姉さん役になった。
ガラスの靴が入らない場面で、大袈裟に転げ回って演じ、観客は大爆笑だった。
主役を食ってやったわっ!!!
なんていう、小学生版実録「ガラスの仮面」状態だったわけではないけれど、演技が上手い、面白かったと褒められ、なんだかとてもうれしかった。


最近、モンスターペアレンツの白雪姫が25人報道などを見るたびに、私は他人との違いをちゃんとわきまえられる環境に育って良かったと感じる。
人は平等なんてありえない。生まれ持ったものも、環境も、能力も、容姿も、それぞれ違う。白雪姫が幸せだとは限らない。人とは違う、自分の生まれ持ったもの、運命を受け入れ、それを生かす力が大切だと思う。

他人と同じでないことに焦ったり、型にはまった幸せを求めて生きていたら、レズビアンとして生きてなんていけなかった。
のんびりとマイペースに育った幼少時代、そして帰国後の経験は今の私に少なからず影響を与えているように思う。


◆イケタチの卵を発見

nana.jpg

「少林サッカー」監督の最新作、「ミラクル7号」をレンタルで見ました。主役の少年は少女がが演じてるって知ってましたか?
私はもちろん知ってるがゆえに借りました。
同級生に淡い恋心を抱く少年など、♀♀と見るとなかなか萌えますよ。
そんな邪道な視点を外しても、純粋な親子愛などは泣けるので、少年が本当の少年でも面白い映画だったと思います。オススメです。
謎の宇宙物体ナナちゃんチャーミングだし。

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演技も上手くて可愛い徐嬌ちゃん
posted by bianca at 23:59 | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ララコ@田舎 at 2008年12月09日 02:18
でた!有望株!期待ですな!
ですがしかし、いまやフェム可愛らしい「多部未華子」ちゃんも「HINOKIO」という映画ではボーイッシュなガキ大将でした。(私は今の未華子ちゃんだいすきですけど)どんな風に化けますかね〜。
しかしながら先日の「男装の麗人・川島芳子」でのメイサ・・・なんか残念でした。

やはり、ここは日本語をがんばってもらって静氏にやってもらうしかない。
静ちゃんの女装も見てみたいです。
に〜にょ at 2008年12月09日 02:39
あら、私が聞きたかった事がなぜ分かったんですか…?
答えを先に知ってしまい、話題が減ったような増えたような(笑)

アラフォーと称しつつも、モンスターペアレントはこの世代。
いいよいいよと許されすぎてしまった世代の親は子供が子供を持つようなもの。。。
なんて、先輩方に失礼な私ではありますが、この身に関わるような時には、流されない私でいたいですけど。。。
Kazuccine at 2008年12月09日 14:13
10年以上前でしょうか。徒競走で手をつないでゴールなんて話もありました。
そもそも主役じゃなきゃダメ、一着じゃなきゃダメっていうのがおかしい。
悪役や端役も大事な「役」だし、ビリな子がいなきゃ一着はない。ビリな子の健闘にガンバレ!って声援をおくる人もいる。
平等は大事だけど、悪平等になってはいけない。
それぞれが自分の個性を生かして、自分の役割を全うすることが、幸せなんだと思う。
ちなみに高校教師時代、モンスターペアレンツには悩まされました。
どちらかというと利権団体絡みですね。差別を盾に、束になって押しかけて攻撃してきます。
こういう「被差別者」は最低だと思いました。
etsu at 2008年12月09日 19:19
『平等』の意味をはき違えると大変ですよね。
「違うコト」を考えたり、受け入れたり出来るようになるのは時間が掛かるけれど。
それ以前の感じるって根底部分は、やっぱり親御さんの教育や環境作り、躾けだと思いますね。
子供を育てるって、大変で・凄く素敵な経験なんだろうなぁ〜

少し前のボディーソープ・ナイーブのCMでワカメの役を熱演する男の子いましたよね(笑

biancaさん、結婚式にそのシンデレラのドレス着ま・・せんね^^
poteta at 2008年12月10日 03:29
他人との違いをわきまえる=自分と他人を比べての諦めとか、
ネガティブなものではないですよね。違って当たり前なのに。

こーゆー話をすると、私はいつも漫画「フルーツバスケット」の

「オニギリの具(自分だけのいいところ)は背中についていて
自分では見えない。でも、ちゃんとそこにある」
とゆー話を思い出します。

(あれ、ちょっと話がずれた?)
MONICA at 2008年12月10日 20:24
モンスターペアレントも恐ろしいですが
学校にはおぞましい教師達もいるんです・・・

本当に「まっとうなこと」が何なのか
教えられる大人が必要だと思います・・・

不平等に不満を言うとか
平等にしろと強要するとか
結局は「違い」を認める成熟した
大人としてのセンスが欠落してることが
これらの現象の原因のように感じます

「違い」を認めないことは
様々な不幸の原因です
同じになれ 同じにしろって感覚
恐ろしいです・・・
L at 2008年12月13日 00:59
すぺいんっ!すごいですね
ってミーハーにフラメンコみて闘牛みての観光したものとしては想像難いです。でも、あの女性のツヨイ情熱タンゴと掛け声と、なんやわからんチマツリ闘牛にびっくり・そりゃ
ダリのヒトリフダリ出てくるわ!っと思って帰りました。
小学生じだいが60l以上基盤にんげんとしてはきっと外国から転入してきたハイカラかのじょに技をかけていたことでしょう・笑

tongzhi at 2008年12月13日 01:38
姉ちゃん、某事務所の沢木ル○たんも「赤○糸」でついに男役ゲット。
しかもノンケ女子に人気のイケメン溝○君の子供時代熱演。
日本でもイケタチ系女優が定着しますよーに!
http://www.sweetpower.jp/member/ruka.html

とぽ at 2008年12月13日 05:32
はじめまして。前から楽しんで読ませていただいています。

ミラクル七号、女の子だったのねー!
と、驚きのあまり思わず書き込んでしまいました。
もう一度違う視点で見直してみなくちゃ。
ステキな情報をありがとうございました。
ナナちゃん、伸縮が激しくてかわいいですよねー。
まりりん at 2008年12月16日 07:16
biancaさん こんにちは。

興味深いお話でした。 無神経な先生によって、子供ながらにそんな気持ちを経験しながらも、精一杯がんばったbiancaさんに泣けてきました。
その時私がもしbiancaさんのママだったら....。 このケースでは間違いなく私はモンスターペアレントに変身したと思います。

個人間の違いを理解し受け入れることは大事ですが、小学生に対してこの方法でそれを理解させる事は間違った方法だと思います。 biancaさんのように別の才能を人前で発揮できる子供はいいですが、そうでない子供達もたくさんいると思います。

自分の子供には、シンデレラの寸劇などではなく、もっと社会的でプロダクティブな事に取り組んで欲しいし、そこから個人の違いを尊重し、それを受け入れることを理解して欲しいと願う、ものすごく恐いモンスターペアレントになるであろう、まりりんより。
に〜にょ at 2008年12月16日 12:08
度々コメント☆

某A学園での学習発表会の話ですが、
今では事前にレコーディングをして、当日は口パクと振り付けで行われるらしいです。失敗しないためにらしいですけど、なんだかな〜 と言った感じですね。
当日、音響がとまってしまったり、台詞を間違えたりとか、そういったトラブルもドラマになって出来上がるものが思い出にも残るし、良い経験になるのだと思いますが、今は周りの大人が子供たちの障害を取り除きすぎているなぁ〜 と…。
だから大人になった時に言われた事しか出来ない、想像力にかける新社会人が出来上がってしまうのだろうな…と、思ってしまいました。

今の子供たちはそういった事も知らないと、先輩方はおっしゃいますが、それを作ったのは周りの人間だし、そこを許してきてしまったのも私達。
全ての責任は、一人一人の中にあるのではないでしょうかね〜。
豊かな物質や、科学の力、与えられる情報が、良い方向へ人々を導くと信じた時代は過ぎて、
あふれすぎたモノや物理的過ぎて当てはめすぎる科学、流れすぎる情報の中、いかに自分自身のアイデンティティーを見つけられるか?
親が子供を思う愛情が違う形で行われてしまっているから、本来の愛が見失われてしまってるような気がします〜〜

子供は誰よりも良い子でいたいし、親の愛情を受けたいと思っているでしょう。
大人になるにつれてその思いが親だけでなく、他者にも広がっていき、自分という人間を人に見てもらいたいと思うようになってくる。
それは人に認めてもらいたいという思いであると同時に、根本には人から好意を持ってもらいたい、愛されたいというものがあるのではないでしょうか。
毎日楽しく過ごしたいと考えることも、その楽しみが好きだから。何かを好きになるということはそれを愛しているからですよね。世の中、考えてみたらなんとも単純で、純粋な思い、愛情があるから存在しているんだな〜 と思う毎日です。
周りにありすぎる欲がそんな思いをゆがめてしまったばかりに、人は自分を守ろうと必死になるばかりに、モンスターペアレントなる人々を生み出してしまった気がします。
彼女・彼らも被害者であり、私達も被害者。しかし同時にみんな加害者なのではないでしょうか…?
アイデンティティーとは、本来の愛の形だと、思う今日この頃です。

長々と、最後までありがとうございます〜^^
bianca at 2008年12月22日 00:26
>ララコさん
有望よねー。徐嬌ちゃん、今は相当Pっぽくなってしまってますが。無念。未華子ちゃんボーイッシュだったんですね。私もあの目は好きです。メイサの川島芳子、私はかなり素敵だと思ったけれどなぁ。ヅラが良くなかった?やっぱり静ちゃんに来日してもらわなきゃですね。

>に〜にょちゃん
熱いコメントありがとう!興味深く拝見しました。「自由の反対は、平等だ」と言ってた人がいます。つまり平等であるということは自由が拘束されることであり、誰もが自由になればそれは平等ではなくなる。に〜にょちゃんの言葉を私が正確に読み取っているか自信が無いのですが、自分や自分が愛するものを守ろうと必死になるばかりに、他人がや他人が愛するものを侵害する人たちが生まれる、というのはわかるように思います。

>Kazuccine君
高校教師だったんですよね。お疲れ様でした。徒競走で手をつないでゴールってすごい話だね。一着じゃなきゃダメっていうのがおかしい、という風潮は段々と起こってる気もします。競馬のハルウララや跳べないイルカのラッキー人気とか。つまり「ひたむきな姿」というのは心を打ちますよね。

>etsuさん
そうそう!ナイーブのCMのワカメの男の子可愛かったですよね!あれは我が家でも評判でした。そうですねー結婚式はあの日着れなかった金のドレス着ようかしら。

>potetaさん
素敵な言葉を教えてくれてありがとう。フルーツバスケットは知りませんでしたが、漫画も名言はたくさんありますよね。昔、名言集をノートの書き留めて作っていたのですが、漫画からの引用がとても多かったです。potetaさんの熱い解説、blogでいつも楽しみにしています。

>Lさん
小学生時代はもう遥か昔の話ですが、最近のことはすぐ忘れるのに、その当時のことはよく思い出すんですよね。年なのかしらこれも。闘牛を見るのは大嫌いでしたが、闘牛士のものまねは猫を相手によくやっていました。

>tongzhi
伏字満載+URLで、どこから見てもスパムなコメントありがとう!あの女版ジャニーズ事務所ね。やりかねないわね。沢木ル○たん可愛いね!ボーイッシュデビューで売れなくなったら女性化ってパターンもあるけれどね。

>とぽさん
熱les歓gayとぽさん!もちろん私も存じ上げております。あげとま、そしてフラスコな人たちのキューピッドさんなんですよね。うふふー。あっ、ミラクル7号気が付いてないで見てた方がここにっ。うれしいですね。是非、そちらの邪道目線でもご堪能ください。

>まりりんママー!
ありがとう・・・。もう、シンデレラの劇をやらせる、という時点から変えていかなきゃならんのですね。これは先生が決めたか、生徒が選んだかは覚えていないのですが。しかし、小学生に「社会的でプロダクティブな事に取り組んで」と言えるまりりんさん、やはり素敵です。
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