彼女の接客に忙しかった店員さんが初めて私の顔を見るパターン。
これ私が男性だったら、もしくは彼女のお母さんくらいの年齢だったら最初から「財布はこっちだな」って接客されますよね。
以前、彼女1人で買いに行ったとき、彼女に似合いそうなものを見つくろう店員さんに「彼女用のプレゼントを探しているんです」と言ったことがあるそうです。店員さんは「喜んでくれるといいですね」と親切に対応してくれたそうですが。
いいですね、客の立場を利用したカムアウト(ちょっとやらしい)。
「お客様は神様です」とは思わないけど、客の中にも色んな人がいるんだよと。
ノンケ仕様だけの対応していたら、複雑な思いをする人もいるかもしれないよ、と。
リスクの少なさからカムアウトの練習にもいかがでしょうか?
そして今年の納豆の日、彼女の好きなポ○ルスミスのお店でのこと。
彼女がすごく迷っているので、私「値段じゃなくて、本当に好きなのにしていいよ。誕生日なんだから」と血迷ってキザな台詞を吐いてしまったのを聞き逃さなかった店員さん「すごいっすね!自分も友だちに誕生日プレゼントするけど、みんなでお金出しあって買ってますよ。いやー太っ腹ですね!」と友だち前提でずっと話しかけてくるので「私たちつきあっているんで」と言いました(鼻息)。
固まる彼女。でも買ってもらう手前あなたも何も言えないでしょう(やらしい)。店員さんはちょっと間を置いてから「あっ、そうなんですね!」とそれからは友だち前提接客はしてこなくなりました。
先日彼女と、去年も15周年だと勘違いしていたので2度目の15周年記念日にポールス○スへ3ヵ月ぶりに行ったらその店員さん飛んできて最初から“わかっている”接客でした。
たかが買い物、されど私にとって安いものではないし、そのときに友だちのふりをしたりするより、今日はどんな記念でこんなものを探しているとか、自然に話せるのは楽だなと思いました。彼女にはアウティングされたーと言われましたが。
そんな彼女にアウティング返しされたのはその夜、最近新しくできて気になっていた小さなレストランでのこと。
花束を用意してくれた彼女を見た店員さんから「ご予約ありがとうございます。もしかしてお友だちのお誕生日でしたか?」とキラキラした瞳で言われ「いえ、私たちパートナーで15周年のお祝いなんです」と彼女。「えっ!それはすごいですね!私なんて半年もったことないですよ!」って店員さんとても驚いた理由は長さじゃないよね?
でもシェフにまで伝えに行ってくれて写真も撮ってくれて親切な対応でお料理も美味しかった。最後に「記念日にうちを選んでくださってありがとうございます。お近くなんですか?また来てくださいね」と言われて「隣のマンションです!」とドヤ顔の彼女・・・。言ってしまったか。
そう、レズビアンはどこにでもいます、隣のマンションにも。
注意:画像は『振り返れば奴がいる』です。
奇遇にも織田さん。