動物保護に力を入れていて、保護犬猫に会ってふれあうこともできるトリミング&バール(カフェ?)。
お酒や動物用フードもありました
私がスクウを知ったきっかけは、動物保護団体の譲渡条件に「単身者・同棲カップル・高齢夫婦不可」等があるところが多く、レズビアンは独身でも、カップルになっても(結婚できず)、そのまま高齢になっても一生里親にはなれないってことかしら(泣)ということをTwitterで呟いたところ、こんなとこがあるよ!と紹介して頂いたのです。
スクウのサイトには以下のようなことがさらっとさりげなく書かれています。
スクウでは飼育放棄や、保健所に連れて来られた犬猫達の新しいお家を探しています。
応募条件は『責任もって終生可愛がって下さる方』
結婚などを条件にせず、LGBTの方々にもこういう子達に目を向けて欲しいと考えています。
これなら結婚という制度を利用できない、選択しない様々なカップルも、毎日きちんと帰宅してお世話できる独身者も里親になれますね!
二度と可哀そうな目に遭わせたくない保護団体が譲渡に厳しい条件を設けるのは仕方ないとはいえ、世の中にはこうした飼える条件の整った人が里親を諦め、そのまま保健所で殺処分となる動物たちがいるのはとても残念なことだと思います。
ということで。
私たちもいつかペット可の住居に引っ越した暁には、スクウのようなところから新しい家族を迎えたい!とドキドキしながら行ってきました。
もしかしたら運命の子に会って引っ越さなくてはならなくなるかも!?なんて妄想してお店の扉を開ける瞬間のドキドキは、初めて行った時のビアンバーを思い出しました。
開けた途端、大きなワンコ(実は生後四ヶ月)の茶渋さんに体当たりされ早くも昇天。
可愛すぎます。
茶渋さん、私たちの座ったテーブルの後ろの方でいきなりオシッコするある意味ハプニングバー的なことが起こりましたが、横のシーツからちょっとズレちゃったようです。ドキドキ。
10kg以上ある茶渋さん
後から来た一時預かりの子やお客さんの連れてきた子などを含めると、この日は総勢犬4匹、猫2匹が同じ空間にいました。
ワンコたちは、誰かお客さんが来ると一斉に「誰?誰?」と扉を凝視するのですね。
一昔前のビアンバーを思い出しました(2回目)。
でもワンコに一斉に見られるのはうれしいものです。
お客さんも老若男女関係なく色んな方がいて、常連さんが多いようでしたが排他的な感じはせず動物を介して自然に話ができる雰囲気がとても心地良かったです。
お店の方も動物たちの説明を親切にしてくれます。
「グロいの大丈夫ですか?」と断りのあった上で、里親募集中の美猫初雪さんが保護された当時、首が切れている写真を見せて頂き脳内絶叫。
今はとてもそんな怪我が想像できないほどふくふくとした可愛らしい姿に目頭が熱くなりました。
赤いソファに映える初雪さん
こうした動物たちの保護にどれだけの労力と時間とお金がかかるかと思うと頭が下がります。
「老犬、噛み犬、問題児も安心のトリミングサロン」を謳う頼もしいトリマーの方は、余談ですが見た目も声もかっこ良かったです。ドキドキ。
いつかきっとうちにもお迎えする!そう心に決めて、彼女と友人と共にスクウをあとにしました。