2013年02月27日

同性結婚式に思うこと

結婚式のご祝儀はカツアゲだと言っていたのは誰だったか、かつて私もそう思いたくもなる時期がありました。三十路直前20代後半の駆け込み結婚式ラッシュ、あの時期は本気でこのままではご祝儀貧乏になる、もう結婚式なるものに誘われませんように!と密かに祈願したものです。

しかし、今の私には心底楽しみにしている結婚パーティが2件あります。
この心境の変化は何か?当時に比べれば経済的に余裕ができたから?

違うんです。2件とも、女性同士の結婚パーティなのです。
あらやだ、これはノンケ差別!?
もちろんノンケの仲の良い友人の結婚式に行けば無条件に感動して涙してしまう自分がいました。が、やはり事情を知らない人から「次はあなたね!」などと言われて複雑な気持ちになるのも結婚式でした。
友人の幸せを祝福したい気持ちはあるものの、幸せのおすそわけと言いながらご祝儀をカツアゲされ、同性を愛して生涯のパートナーとしたい私にそのおすそわけは永遠にやってこないだろうなと。
こんな複雑な気持ちにさえならなければ、元来お祭り好きだし、おめかしして遊びに行くのも好きだし、美味しい料理もコスプレ的な花嫁衣装を見るものお涙頂戴リアルドラマを見るのも好きなので、誰かの誕生日パーティに呼ばれるような気持ちで参加できたと思う。

で、そんな複雑な思いにもならず、しかもダブルウェディングドレスという見た目にも萌えられる女性同士の結婚パーティは今の私にとってとても楽しみなイベントなのです。実際日本では結婚ができるわけではなくとも、2人のセレモニーのため、という意味では私も彼女と3年前にカナダで2人で挙式しました。Happy Day Weddingsさんの協力と、カナダ在住のレズビアンカップルが1組来てくれた式でした。帰国後に友人たちがプロデュースしてくれたパーティも一生忘れられないものとなりました。
あの思い出と感謝をもう一度体感したいという意味でも、楽しみなのです。

パートナーが異性だろうが同性だろうが、同じ権利が守られるのが当たり前の世の中になってほしい、そう思ってます。

が、もし同性挙式が当たり前になって、珍しくも何ともなく同性婚ラッシュが始まって月に3回もご祝儀が飛んでいくようになったら、また「やめてー」と思う時が来るかもしれない、と、チラッと矛盾することも脳裏をよぎり寒くなりました。

その方法が合ってるかどうかわからないけれども、今の私にとって同性挙式参加はプライドパレードのような意味合いの応援・祝福もあるのだと思う。例えばベトナムがアジア初の同性婚が認められる国になりそうというニュースは、同性挙式をするカップルたちの影響が大きかったそうです。本体なら単純に2人のプライベートな愛を祝福する場であるはずなのに、そうした意味合いから参加している自分もいると思う。
先日、出産に立ち会わせてもらった幼馴染が私の結婚パーティで「同性同士の式とかそういう意味があるのかもしれないけど、私にとっては親友に将来を共にしたいほど大切な人ができたことがただ嬉しい」と泣いてくれた。
私もそんな単純な気持ちで友人の結婚式に参加したいし、それ以外の希望や期待を負わせながら参加するのは2人の負担になるかもしれないな、と思う。

思うが、やはり同性挙式にそうした希望を寄せずにいらレズ。。。
ああ、私の煩悩よ。

そういえばTwitterのRTで知ったのですが、最近サンリオ・ピューロランドで同性挙式があったそうですね!い、行きたかった!(って友人でもありませんが)なんて楽しそうなの。なんて萌えるの。
お写真を拝見すると淡い水色とピンクのダブルウェディングドレスにサンリオの何かがいっぱい祝福していたよ。
そしてもうすぐ、あのお2人がディズニーで挙式されますね!ミッキーだってダブルウェディングドレスの2人を祝っちゃうよ?!

海外ではマクドナルドで挙式とかドライブスルーで挙式とかその方法もバラエティ豊かだとか。
そこで、私がこれから挙式する方たちへ挙式場所のリクエストです。

歌舞伎町のロボットレストラン
巨大ロボットに乗った花嫁×花嫁。大量のセクシーガールズたちが祝福の舞をするのです。

◆ 銀座のフーターズ
ジャンクフードに囲まれた底抜けに明るい花嫁×花嫁。大量のセクシーガールズたちが(以下同文)

いかがでしょうか?
結婚式なんて誰かの自己満足なのだから、参加する方も楽しませてもらいたいですね。
そして、誕生パーティくらいの気軽さで楽しみたいものです。




posted by bianca at 01:19 | Comment(364) | TrackBack(0) | 日記

2013年02月13日

マッチ売りの・・・

ああ、寒い寒い、もう一生春なんて来ないんじゃないかって思うくらい寒いですが、大丈夫、春は来ますよ!!
そんな風に自分に言い聞かせ、ダウンコートにニット帽にマスクという銀行強盗のような装備での会社帰り、「お見合いパブ」なるキャッチに遭いましたよ。女性は無料でお酒が飲めて男性を選べるとのことですが、下戸でレズの私には何一つメリットが見つからない。そもそもなぜ銀行強盗に声をかけた?
この寒さでお兄さんやけになって数打ちゃ当たる状態だったのかしら。真冬のキャッチの仕事はそれは大変ですよね。

そういえば最近二丁目の路上でも「ゲイバーいかがっすか?」と声をかけてくるギャルっぽい男がいるわよね?友人が「うちらレズなんで!」と言ったら「俺もゲイなんで!」とキレぎみに答えてました。

私も学生時代、美容室のチラシ配りをやったことがあったけど、誰も受け取ってくれなかったなぁ。受け取ってくれたのは何往復もしてごっそり持って行ってくれた友人くらい(時効かしら)。そもそも当時私は変なオカッパだったし、なぜあの美容室は私を雇ったのか謎。
とにかく寒いし誰ももらってくれないしで心が空しくなったとき、私は自分をマッチ売りの少女だと妄想して頑張っていましたよ。つらいときはイメトレで乗り越えることをオススメします。

macchi.jpg
キティさんは親の借金のためマッチ売りも※

※ソース→ 【祝】 キティさんがコラボしまくった結果、サンリオが無借金企業に

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キティさん燃やし過ぎ・・・

気が付くとまたキティさんの話題よ。
そうそう、最近キティワールドというゲームを始めたのですが、遊び方がわからずお花でこんなメッセージを描いたりしています。

game.JPG

そして友人のところに遊びに行ったら女女苑を作ってくれていて感激!

game2.JPG.PNG

って本来の遊び方じゃないわよね?
でも、いいんです。
人にはそれぞれのゲームの仕方があって、それぞれの人生の歩み方があって、一般的なルールに外れてたっていいと思うのですよ。

一度きりの人生に、あなただけの、私だけの花を咲かせましょうよ。



posted by bianca at 00:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記