しかし、今の私には心底楽しみにしている結婚パーティが2件あります。
この心境の変化は何か?当時に比べれば経済的に余裕ができたから?
違うんです。2件とも、女性同士の結婚パーティなのです。
あらやだ、これはノンケ差別!?
もちろんノンケの仲の良い友人の結婚式に行けば無条件に感動して涙してしまう自分がいました。が、やはり事情を知らない人から「次はあなたね!」などと言われて複雑な気持ちになるのも結婚式でした。
友人の幸せを祝福したい気持ちはあるものの、幸せのおすそわけと言いながらご祝儀をカツアゲされ、同性を愛して生涯のパートナーとしたい私にそのおすそわけは永遠にやってこないだろうなと。
こんな複雑な気持ちにさえならなければ、元来お祭り好きだし、おめかしして遊びに行くのも好きだし、美味しい料理もコスプレ的な花嫁衣装を見るものお涙頂戴リアルドラマを見るのも好きなので、誰かの誕生日パーティに呼ばれるような気持ちで参加できたと思う。
で、そんな複雑な思いにもならず、しかもダブルウェディングドレスという見た目にも萌えられる女性同士の結婚パーティは今の私にとってとても楽しみなイベントなのです。実際日本では結婚ができるわけではなくとも、2人のセレモニーのため、という意味では私も彼女と3年前にカナダで2人で挙式しました。Happy Day Weddingsさんの協力と、カナダ在住のレズビアンカップルが1組来てくれた式でした。帰国後に友人たちがプロデュースしてくれたパーティも一生忘れられないものとなりました。
あの思い出と感謝をもう一度体感したいという意味でも、楽しみなのです。
パートナーが異性だろうが同性だろうが、同じ権利が守られるのが当たり前の世の中になってほしい、そう思ってます。
が、もし同性挙式が当たり前になって、珍しくも何ともなく同性婚ラッシュが始まって月に3回もご祝儀が飛んでいくようになったら、また「やめてー」と思う時が来るかもしれない、と、チラッと矛盾することも脳裏をよぎり寒くなりました。
その方法が合ってるかどうかわからないけれども、今の私にとって同性挙式参加はプライドパレードのような意味合いの応援・祝福もあるのだと思う。例えばベトナムがアジア初の同性婚が認められる国になりそうというニュースは、同性挙式をするカップルたちの影響が大きかったそうです。本体なら単純に2人のプライベートな愛を祝福する場であるはずなのに、そうした意味合いから参加している自分もいると思う。
先日、出産に立ち会わせてもらった幼馴染が私の結婚パーティで「同性同士の式とかそういう意味があるのかもしれないけど、私にとっては親友に将来を共にしたいほど大切な人ができたことがただ嬉しい」と泣いてくれた。
私もそんな単純な気持ちで友人の結婚式に参加したいし、それ以外の希望や期待を負わせながら参加するのは2人の負担になるかもしれないな、と思う。
思うが、やはり同性挙式にそうした希望を寄せずにいらレズ。。。
ああ、私の煩悩よ。
そういえばTwitterのRTで知ったのですが、最近サンリオ・ピューロランドで同性挙式があったそうですね!い、行きたかった!(って友人でもありませんが)なんて楽しそうなの。なんて萌えるの。
お写真を拝見すると淡い水色とピンクのダブルウェディングドレスにサンリオの何かがいっぱい祝福していたよ。
そしてもうすぐ、あのお2人がディズニーで挙式されますね!ミッキーだってダブルウェディングドレスの2人を祝っちゃうよ?!
海外ではマクドナルドで挙式とかドライブスルーで挙式とかその方法もバラエティ豊かだとか。
そこで、私がこれから挙式する方たちへ挙式場所のリクエストです。
◆ 歌舞伎町のロボットレストラン
巨大ロボットに乗った花嫁×花嫁。大量のセクシーガールズたちが祝福の舞をするのです。
◆ 銀座のフーターズ
ジャンクフードに囲まれた底抜けに明るい花嫁×花嫁。大量のセクシーガールズたちが(以下同文)
いかがでしょうか?
結婚式なんて誰かの自己満足なのだから、参加する方も楽しませてもらいたいですね。
そして、誕生パーティくらいの気軽さで楽しみたいものです。
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