炭火串焼の上にあるというのもまた
本屋B&Bは、ビール(Beer)が飲める本屋(Book)なんですね。
下戸の私には単なるBのみになりますが、下北らしい木製アンティークショップのような店内はちょっと他の本屋とは違う雰囲気。本の並びにもこだわりが垣間見えます。
店内の奥に椅子を並べた手作り感溢れる特設会場が作られていました。
しばらくすると、テレビで見るより何倍も迫力ある美貌の小島慶子さんと、木製アンティークな店内との調和をゆさぶる紫衣装のブルボンヌさんが登場。
特に印象に残った話は、セレブ雑誌VERYでコラムを書く小島さんが、VERYマダムが目指すイイ女とは、実際に浮気はしなくとも常に男性から欲情されている自分ではないかと語ると、ブルボンヌさんがそれはゲイの中年男性にも通じると話していました。ゲイ男性は中年でも短パンをはいたり、肉体美を強調し、常に男性に欲情されている自分に価値を置く人が多いと。
これはベリイとバディ(ゲイ雑誌)の読者の思わぬ共通点?
レズビアンはこの辺どうかしら?女性に欲情されたい、という意識よりも女性(好きな人)に欲情することでレズビアンだと自覚する場合が多いのではないかと思うのですが。
また、見られる側よりも見る側にまわりガチな人が多いかなとイベントなどで感じます。
見る、と言えば他にも小島さんは興味深い話をされていて、妊婦になった途端、街中で妊婦が見えるようになった、と。それまで街に妊婦はいなかった。
やはり当事者にしか見えないことは世の中多いのですね。
私も街中でゲイダーが反応しますが(希望的誤作動含む)、見えていないノンケも多くいることと思います。
電車の中で目の前の人が「私レズとか見たことないし」と話してるのを見た時は、
「あなたには私が見えないのね?うふふ」
と幽霊になって憑いていきたくなりました。
話もどして、本に囲まれたアットホームな店内で間近に行われたトークショー。
女子アナも女装パフォーマーも女を装っている、というテーマを軸にして、テンポの良いお2人の掛け合いであっという間の楽しい2時間が過ぎました。
これでドリンク付き2,000円はお得!
お客さんも老若男女様々だったので、今度またあったなら母親もつれて行きたい。
ビールが飲めなくてもほろ酔いになれるトークショーでした。