2011年11月29日

ベトナムのノスタルジックすぎるゲイカフェ

以前、「レズのふりが若者のトレンド(ベトナムガイド.com)」という日記を書きましたが、やはり情報が2009年と古かったためか、ゲイダーを張り巡らしてホーチミンを散策したもののレズのふりしたトレンディな若者は見当たりませんでした。

その代わりボディコンシャスな服で髪の長いフェミニンな女性が目立っていました。小柄だけど引き締まったナイスバディな女性が多いのですね。ちょうどこのミス・ベトナムのような。

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ジャスミン系の香水“ミス・ベトナム”

東洋のパリと言われるだけあって、街中にはお洒落なカフェが多く見られました。
ゲイ系のカフェもあるとのことで(残念ながらビアン系は見つけらレズ)、そそくさと行って参りました。
ホテルからタクシーで行ったのですが、帰りが100円くらいだったのに、行きはぐるぐると回って500円くらいかかりました。ボラれたのかもしれません。ちなみに初乗りは70円くらい。

タクシーが止まり運転手が指さすところを見ると、薄暗く細い路地。
「本当にこの奥かしら?ちょっとあなた先行って!」
と友人(ノンケ女子)とお互い背中を押しあって恐る恐る先に進むと・・・

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ありました。目的の「PAPA Cafe
住所:6B Cong Trung Quoc Te, Q3.

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蓄音機や古いソファのあるクラシックな広い店内に、音楽は「ベサメムーチョ」や「ドナドナ」が流れています。
初めて来たベトナムでこの懐かしい感じ・・・。
生前を思い出したのかもしれません。
ゲイサイト情報によると、ここが本格的にゲイの社交場となるのは夜から。
私たちが行ったお昼は女性グループや男女のカップルもいました。フェムタチっぽい人もいましたがその解釈は私の願望だと思います。

ゲイサイト情報によると、昼間でも男2人組みは大概ゲイとのこと。
私たちの斜め前に七三分けのスノッブな雰囲気の2人組みがそれぞれのパソコンを見つめています。
こんなにクラシックなカフェなのにほとんどの人がパソコンを持ち込んで、カチカチカチカチカチカチカチ・・・ギャップがなんとも。

Wi-Fiが使えるのかしら?店員にiPhoneを見せてパスワードを聞くとすぐに教えてくれました。
ちょっと高級なネットカフェになっているようですね。コーラ1杯200円くらい。現地のディナーで海鮮やお酒をお腹いっぱい食べて飲んで1人700円くらいだったことを考えれば高級カフェかもしれません。

パスワードを教えてくれた店員さんはいかにもオネエな話し方でしたが、ベトナムの男性は割とみんな声が高めでソフトな感じなのでみんなゲイに見えますがその解釈は私の願望だと思います。

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さて、「PAPA Cafe」の数軒先に、また「42 Cafe」というゲイカフェがあります。
そこには広いテラス席があったので日本式家政婦風に垣根から覗いてみると、見事に!全員!男性!ゲイの苑!これはとても入れないわーと諦める悦子2人。平日の真昼間なのにみなさま何をなすってるのかしら?って、ただ談笑してるようでしたけど。

そんな感じでベトナムのゲイシーンをほんのちらっと覗き見てきたのでした。
フランス領だったベトナムはフレンチがとても美味しかったです。スープにパクチーがどかんと入ってたりするのはベトナム風アレンジでしょうか?

その足でカンボジアにも行きましたが、ここもゲイバーの情報はあってもビアン系は見つけらレズ。
「ディスコ」に行った人の話では女装の男性が多かったと言ってましたが。
どこの国でもゲイ情報は簡単に見つけられるのにレズビアン情報というのはなかなか出てこないものですね。



★今年も「Tokyo SuperStar Awards」・・・続きを読む
posted by bianca at 00:21 | Comment(334) | TrackBack(0) | 旅行

2011年11月17日

台湾好吃ベスト3とキティカフェ

台湾レポの続きなのですがその前に、今日、日本中を驚かすニュースがありましたね。
「仕事辞めたい…」 キティちゃん、ブログで引退示唆。
そりゃそうでしょうね。以前から彼女は働きすぎだと思っていました。
誰とでもコラボする。誰とでも合体する(キティさん誰専?)。
私よりも年上でありながら、いつまでも若々しく全世界で働くキティさん。
その一方、日本赤十字で積極的にボランティアもするキティさん。
頭が下がります。

ということで、台湾キティカフェに行ってきました。

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外観はこんな感じ

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食べ物はこんな感じ

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どピンクのトイレでキティさんの友達へお願い

台湾はトイレットペーパーを流してはいけないところが多いのを忘れて流してしまいそうになるのですが、キティさんからお願いされたら流すわけにはいきませんね。
友人は「友達じゃねーし」と言い捨ててましたが。

台湾でもキティさんは一生懸命働いていました。


ということで、今回台湾で私が好吃!と思った食べ物ベスト3
注意:私はグルメではありません。なんでも美味しく食べられる雑食が私の数少ない特技ですので通常はアテにしないでほしいのですが、今回は食いしん坊な友人たち任せ(キティ以外)だったため信用して頂いて結構です。


【3位】 激安食堂「梁家嘉義鶏肉飯
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ここに行くまでのタクシーのおばちゃんも好吃!と言っていました。


【2位】 タピオカミルクティ「陳三鼎」
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ドSばりの眉間のしわ!ぷふうさんありがとう!


【1位】 ドーナッツ「脆皮鮮奶甜甜圈
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意外かもしれませんが、ここのドーナッツが一番!ふわっふわのさくっさくで軽くて何個でも食べられてしまうの。誰か日本に支店を作って欲しいわ。
それでレズビアン2人で「Smart Lesbian Doughnuts Shop」と名付けて。ニューヨークの「Big Gay Ice Cream Shop」のパクりですが。美味しいドーナッツを広めながら、レズビアンの可視化もできる。一石二鳥だと思うのですがどうかしら。

ということで、今回食べられなかったマンゴーやかき氷を楽しみに、もう少し早い時期にまた台湾へ行きたいわん。
posted by bianca at 00:49 | Comment(5) | TrackBack(0) | 旅行

2011年11月03日

2011台湾同志大遊行(プライドパレード)見学

大家好!
2011台湾同志大遊行は10/29土曜日。私と彼女は浮き足立って木曜日に現地に乗り込みました。

行き帰りの便がNoviaNovia(←台湾パレードのきっちりレポートはコチラをご覧ください)のmomoka嬢カップルと一緒になりました。
皆から可愛い可愛い言われてるmomoka嬢。しかし眠った顔はどうかね?と白目なギャップを期待しつつ真後ろの席の彼女をシートの隙間から覗き見ると、静かに瞳を閉じてるだけで起きている時と何ら変わらない、いやむしろ純粋無垢なその寝顔に衝撃を受けたりしながら4時間で台湾に到着。

やはり暑い。
しかし真夏の刺すような陽射しではないのでパレードにはもってこいの季節なのかもしれません。

* * * * *

バスで送迎のお兄さんに「台湾に何しにきましたか?」と聞かれたので「ゲイパレードに」と答えると「えっ!もしかして男は嫌いですか?」「嫌いではありませんが私たちつきあってるんです(無意味にカムアウト)」「レズビアンですか?それは残念です(何が)。でも、僕の友達にゲイはたくさんいます。レズビアンはちょっと少ないですが。毎年ゲイパレードはテレビや新聞で見てますよ」と会話が続きホテルに到着。

* * * * *
◆台湾ゲイスポット「西門紅楼広場」

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男女ジャンル問わず歓ゲイのオープンカフェ「小熊村」

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少々アダルティなお店も昼間から堂々開店

パレード前日、地下鉄で両替をしようとモタモタしてると「こっち」と日本語で助けてくれたのは、明らかなトムボーイとその彼女。台湾は街中でタチネコ風(台湾で言うTとP)の女子2人組を見かけます。
ガチカップルなのか、ファッションなのか?
その日に他の駅でもモタモタしているとまた同じカップルに遭遇して助けられ、勝手に運命を感じました。
カップルですか?」と聞きたかったけれど、ノンケのカップルに助けられてもそんなこといきなり聞かないわよね?と諦め、明日のパレードで再会できることを心の中で祈りました(結局会えず)。
西門周辺は前日の昼間からゲイだらけでした。

* * * * *

◆台湾プライドパレード当日

出遅れぎみに西門に行くと既にたくさんのLGBTが思ったよりもゆるーい感じで歩いてらっしゃる。
今年は二手に分かれて5万人(公表)が何駅も歩くのだから、良い感じにダラけてますわ。歩道でも歩いたり集まったりしてる人たちが大勢いるので、歩いてる側と見てる側の境界線が曖昧です。

イカニモな兄さんたちに「日本から来たの?」と声をかけられたので、とりあえず出発到着点の広場「凱達格蘭大通」を聞くと懇切丁寧に教えてくれました。
そこからは途切れることなくいたるところにゲイゲイゲイ。レズビアンと思われる人の割合はちょっと少ないかも。でも途中で入ったスタバでは中学生くらいの女の子がレインボーフラッグを腰にさしてトイレに並んでいました。

広場に到着すると、あまりの人の多さに身動き取れずステージも見らレズ。
そこに次々とフロートが到着するものだから大渋滞です。

友人が「台湾の人たちにお礼を言わなきゃ」とおもむろに手書きで「謝謝!義援金 日本」と書いた裏紙を掲げたもののよく見えない。
かろうじて見えてもこのショボさでは、ここでお金を乞うている人のようです。
やはりちゃんとしたものを作っていくべきだったわ。
そんな私たちの後悔をよそに日本の参加団体がきちんとそうしたプラカードを持って歩いていたのでした。

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「私たちの愛は皆同じです」

私は「みな同じ」というアプローチより、「違いを認め合う」の方が好ましいかなと思うけれども、伝えたいことは一緒かもしれませんね。
そして気になるのは公表5万人という参加人数。確か去年パレード直前に行った『愛之船拉拉』で「今年は3万人集まるよ」と言われ、その後ニュースで3万人と流れた。そして今年も5万人見込みと言われて実際翌日の新聞で5万人と発表されました。本当かしら!?
いや、何駅にも渡ってこれだけの人数がいるのだから、そのくらいいても全くおかしくはないんだけど、そんな決められたように右肩上がりなのは不思議。この先行き詰まってしまうのではないかと心配です。何より人数を競うものでもないと思うのですよ。
今度11月5日には大阪で関パレがありますね。規模は全然違うけれど、伝えたいメッセージは同じだと思うし、それぞれの方法があるのではないかなと思います。


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翌日の台湾4大新聞、聯合報(上)と自由時報(下)にも掲載。
聯合報には日本から参加のバディフロートがデカデカと載ってましたわ。

友人たちの話によると、前日も当日の夜もゲイスポットやクラブはとても盛り上がったようですが、私たちはホテルでまったりして早々と寝てしまいました・・・。

体力の無さを実感する旅でもありました。


* * * * *

今回は食いしん坊たちと一緒にいることが多かったので、安くて美味しい食事の食べ歩きはとても充実していました。その他、念願のキティさんカフェも行けたし!これはまた書きたいと思います。


【オマケ】

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ドSにこの看板の下でヅカポーズを要求したけれど恥ずかしがるので断念。
サービス精神がないわ。

※台湾での表記は男装・女装コーナー。紳士・婦人コーナーよりしっくりきませんか?
posted by bianca at 23:50 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行