2011年09月25日

ゲイ映画『あしたのパスタはアルデンテ』

ボンジョールノ!レズビアーン!
イタリア映画『あしたのパスタはアルデンテ』というゲイ映画を見てきました。

pasta.jpg
なぜこのタイトル

「アンタ達!絶対見なさいっ!!」と私の中の小さなおすぎが叫んでいます。
やっと「トーチソング・トリロジー」を抜くゲイ映画に出会えた気がします。

全く個人的な趣味ですが、私はLGBT系の喜劇映画が好きです。ユーモアやコメディ要素がふんだんに盛り込まれた中に、人生を問いかけるキーワードが深く埋め込まれている、そんな映画。そして、家族との絆(確執)を描いた映画。そして、タイプの女性が出ている映画(結局)。

銀座という場所柄のためでしょうか。満員の会場には上品な年配の方々が多く、イカニモなゲイやオコゲ女子などレズゲイ映画祭の主役は見らレズ。レズビアンカップルも見る限りでは私たちだけのようでした。
しかし、きわどいゲイジョークにも会場大爆笑、出口では紫のお婆ちゃんが「本当に面白い映画だったわねぇ」と目を細めているのを聞いて思わず抱きしめたくなりました(迷惑)。

映画の内容は。
家族にカムアウトして勘当され自由の身になり小説家として都会で暮らすことを目論む主人公がいよいよカムアウト寸前、予想だにしなかった事態に。兄がまさかのカムアウト→父混乱→入院。仕方なくクローゼットとしてパスタ会社家業を継がなくてはならなくなる主人公。「爆弾」と言われるお婆ちゃんをキーにして、彼らを取り巻く家族の行方が描かれます。
特にお父さんは哀愁を帯び、同時にとてもキュート。
お父さんは言います。
「全然わからなかった。だってオカマは話し方や身のこなしでわかるじゃないか!お前は違う!」
そう、兄弟はイカニモではないんです。しかしこの映画にはオネエゲイも登場します。
マッチョでイカニモなゲイも、活動家風のメガネゲイも登場します。

色んなゲイがいるわけです。
しかし数少ない一部のゲイしかカムアウトできないことで、そのイメージが定着してしまうのですね。そしてそのイメージが、ますます他のゲイをカムアウトしにくくさせる。
私もたまに思います。
もしレズビアンブログを初めて見る人が検索やなんかでここに迷い込んでしまったら(こちらとしては熱烈歓迎ですが)、えっ!?レズビアンってこんななの?こんなに呑気でオタクでヤバくね?って思われる方がいるのではないかと。

違います!

レズビアンはみんながこんなんじゃありません。
レズビアンブログはそれこそ星の数ほどあるので、ちょっと検索して頂ければ見つかりますが、オシャレズブログだってシリアス系だって骨太だってロマンティックだって止まりません。
他にも、本当に色んなレズビアンがいるんです。だからお願いです。私のことは嫌いでもレズビアンのことは嫌いにならないでください!(敦子名言集より)。

話が大きく反れたのか核心部分に迫ったのかはさっぱりわかりませんが、そういうわけで(雑)、本当におすすめの映画です。
私は母を連れてもう一度見に行きたい。家族と安心して笑って泣いて見られる映画ですよ。

posted by bianca at 00:52 | Comment(11) | TrackBack(0) | 映画・小説感想

2011年09月20日

ビアン通信オフ会レポ

数年前からイクイクと言っていながら、気がつくと毎回締切満員御礼状態の「ビアン通信」オフ会に今回やっと潜入してきました。

「ビアン通信」のkooさんとの出会いは4年くらい前だったと思います。
場所は地方の女子バレー会場。
同行の友人が「あそこに座っているの、kooさんだ」とコートを挟んだ向かいに座り、大砲のようなカメラを抱えた女性を指さしました。
そこで私は初めて、大砲カメラを抱えるkooさんを双眼鏡越しにドアップで見たのが始まりでした。

タダモノではないな。

それが私の第一印象。試合後、友人に紹介してもらったのですが、バレーの知識も分析もゴシップ情報量も半端なく、その情熱に私も胸を焦がされたものです。

2年前の結婚式にも来てくだすって、友人が撮ったお祝いVTRで女子バレー最新情報を熱く語るユニークなkooさんに大笑いしたものです。その節はありがとうございました。

ブログを見ればわかるように、kooさんは女子バレーだけでなくあらゆるジャンルの女子(男子も)スポーツに精通していて、その写真はスポーツ紙に売れるようなものばかり。
kooさんオリジナルの「ビアン視点」と英語力を駆使した海外メディア調査から書かれる文章は、例えそれに興味がない人にも楽しく読ませるのです。
同じヲタブログとして見習いたい限りです(一緒にするな)。


ということで、オフ会レポ。

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入口で配られた名札。
こんな名前じゃ誰も声をかけてくれないんじゃなかろうか。
シールは「初心者マーク」や「ベテランマーク」があり「空車マーク」もたくさんいましたよー。
私たちのマークは“kooさんのオフ会は初めてだけどベテラン”という意味かしら?


新宿二丁目にほど近いレストランの1室を貸切にして行われたオフ会には50人以上の女性が集まっていました。私の知り合いはビアンバーの店長さんとその友人くらいしかおらず、ほぼ全員初対面。しかも30代、40代が中心とのことで、年上の方々ばかり。
これは緊張するわ。
すっかり借りてきたバリネコのようになってしまい、最初は店長さんと友人と内輪で話していましたが、これではいけないと、新しい出会いは待っているだけではダメよ、ということで3人で集っていたテーブルに彼女とお邪魔します。
たまたまその中の1人の方が女女苑を読んでくだすってた方で、一気に緊張がほぐれました。

30分ほどすると、緊張の自己紹介タイム。
教壇の机のようなところにkooさんが立ち、その横に出てきてそれぞれ簡単な挨拶をします。
優しくフォローしてくれるkooさんはまるで生徒の発表を見守る教頭先生のようでした(失礼)。

誰にもそんなことは求められてないかもしれないけど、「笑わせなければ」という使命感から上記のkooさんとの出会い、大砲カメラの話をしたら会場ウケてくだすった!
皆さんの笑顔が宝物です(真顔)。

自己紹介タイムがあったおかげで、「あ、あの人はkooさんのブログからリンクしてるブロガーさんだわ」とわかり、自分からも積極的に声をかけさせてもらいました。
ブログのまんまの雰囲気だなー、うふふふ、と思わず微笑んでしまう方や、イケメン女子ぶりに思わず鼻の下が伸びてしまう方もいましたわ(ゴクミのような彼女さんを連れていましたがー)。
名札見て話しかけてくだすった方々もいてうれしかったです。ありがとうございました。
そんな感じで直接お話できたのは限られた人数でしたが、1回のオフ会で次に繋げたい出会いが1つでもあればすごく有意義なのではないかと思います。


今回、私より年上の「初心者マーク」をつけている方をけっこうお見かけしました。
「大変な勇気を持ってここに来ました」とおっしゃっていました。
kooさんのオフ会がそんな方々の最初の扉になっているのかも、と感慨深かったです。
オフ会の後は2丁目ツアーも行なったようですよ。

思わず、kooさんがお腹のポケットから「どこでもビアンドアー」とドラえもん口調(もちろん大山のぶ代の方)で大きなその扉を取り出すのを妄想してしまいました。
これからも素敵な人脈をつなぐオフ会で、夢を叶えてくれるドラえもんのようなkooさんでいてください。
posted by bianca at 02:04 | Comment(11) | TrackBack(0) | オフ会

2011年09月14日

ガチとニワカ

とうとうf(x)の日本デビューが決まりました!
私はこの日を、頭の大きさの割には細いと評判の首を長くして待っていましたよ。

初めてf(x)のことをブログに書いたのは2009年12月でしたわ。あらこの年はラブプラスが流行ってたのね。2年前も相変わらずのオタブログ・・・。

早くもファンたちの「ニワカファンがつくのが嫌ー!日本デビュー反対!!」なんていう声が聞こえてきます。“昔からのファン”というのは厄介ですね。

私も長く生きているので、好きだったものが世間で注目されるようになって驚いた経験は何度かあります(好きだったけれど日の目を見ないで消えてしまったものはそれ以上にありますが)。

例えば。
小さなライブハウスで見ていたバンドがスタジアム級になってしまった。
ファンレターに必ず返事をくれた無名選手がオリンピックに出るまでになってしまった。
当時は「自慢したい!私のあの人があんなにビッグに!!」というような心境で、今思い出すと本当に痛いです。

まず、頑張ったのは私ではない。
有名になったのも私ではない。
むしろ私は関係ない。
私はその間、いったい何をしていたの?
もしかしてニワカの方が良くない?

そんな感じで。
アングラ指向というわけではないつもりですが、自分が好きになものをとことん好きになりずっと好きでいるタイプ(これ恋愛にも通じてます)なので、誰も知らないものや共感してもらえないものを好きで居続けると、それがメジャーになったならばやっと「私も好き」と堂々と言えるような安心感すら最近は感じるのです。

だってホラ。

poket.jpg
軽くてチャックまであって使い勝手がとても良いティッシュケース

友人から頂いたのです!言い訳じゃないですよ。
これもメジャーになれば「あっf(x)だね!私も好きだよ♪」なんて普通に会話が弾むかもしれないじゃないですか?いや、メジャーになってからもコレは痛い?

そんな感じで。
決して早く好きになったから偉いとか凄いとかではなくて(むしろ痛い場合も)、どれだけ深く誠実に愛するかだと思うのです。
それはレズビアンの自覚も一緒で、幼いときに気づく人もいれば、男性と結婚してから気づく人もいるでしょう。長さではなく、その時に、どれだけ深く誠実に愛すかが重要でしょう(ちょっとこじつけだってわかってます)。


あ、そうだ、上記のスポーツ選手ですが、大昔にブログで書いたとき「レズのファンがいるぜ」と某匿名掲示板に晒されたことがありました。メジャーになると検索してくるファンも多くなります。だからファンブログと分けて書いたほうがいいよ、と友人からアドバイスをもらったりしました。

しかし、レズビアンがファンではいけないのでしょうか?

先日Twitterで知ったAKB48の秋元才加さんのブログにこんなことが書いてありました
『同性愛者も性同一性の方ももっと沢山話したいよ?』

友人のレズビアンにもAKBファンはたくさんいます。
それをアイドル本人が理解しブログで表明するなんて、うれしいことですね。
海外にはガガ様とか、それこそ声を大にゲイフレンドリーを表明してファンの心を鷲掴むアーティストがいますね。


ともかく、f(x)日本デビューおめでとう!!
日本にも色んなファンがいます。多国籍なメンバーが集う彼女たちが多角的な視野を持つ素敵なアーティストにこれからも成長してくれますように。日本でブレイクしてもしなくても私はしぶとく好きよ。

☆今までのf(x)登場記事(けっこうあったわね)
2010年05月01日
2010年05月16日
2010年09月04日
2011年01月10日
2011年04月25日
2011年05月05日
posted by bianca at 00:19 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日記

2011年09月02日

30才からのビアンの生き方

胡散臭いハウツー本のようなタイトルでこんばんは。

世の中のレズビアンはどのように年を重ねていくのでしょうか。
一般的には可視化されてないので、それは謎に包まれていますね。

かの格言になぞらえるなら、こんな感じはいかがでしょう?
・十五にしてレズビアンと気づく。(えっ!もしかして私…)
・三十にして惑う。(このまま結婚もせず彼女と生きていけるだろうか?)
・四十にして開き直る。(もう周りから結婚は?とか聞かれずラク。職場ではお局と言われても自分の食いぶちくらいは何とかなりそう)
・五十にして天命を知る。(レズビアンに生まれたことは運命だと悟る)
ここからは孔子様と同じ軌道へGO→

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レズビアンを天命と知る

先日発売された『TOKYO BOIS!』には“男の子と女の子のボーダーを行き来する”
可愛くてかっこいいBOISがたくさん載っていましたね。
しかし、みなさん割と若い。20代が中心ではないかと思います。
(ゲイもレズビアンも見た目年齢不詳な人が多いので実際はわかりませんが)

BOISはこの先、30才、40才、50才〜となるとき、どのように変貌していくのでしょうか?
ずっとこの路線でしょうか?
ある年齢になったらテレビに出ている元宝塚男役のように突如フェミニンへと転身するのでしょうか?

そこで、『TOKYO BOIS!』のアダルト版が出たら面白いよね?という話になり、オーバー30の『TOKYO 熟BOIS!』gossipカフェから出版されたようです。
一応本家に了承を得ているそうですが・・・
『TOKYO BOIS!』の写真を忠実に(?)再現してるパロディー版『TOKYO 熟BOIS!』。

酔うとなんでも安請け合いするドSも誘われ、後から「冗談だと思った」は通用せずに『熟BOIS』に載ってしまっています。
しかも彼女の担当は“2丁目のドン”と言われるあの方のコピーです。
恐ろしい・・・。

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本家と重ねて見るとなかなかスゴい(笑)

明日は本家『TOKYO BOIS!』のカイザー雪さんトークショーがgossipで行われるようですので、行く人はついでに『熟BOIS!』もこっそり見てみてくださいな。

レズビアン界も高齢化の波がきているのか、30才以上の熟BOIS、熟ビアンで集うと病気の話が多くなりますね。あとセック○レスの話題(小声)。
私は最近Twitterなどで話題になってるゲイフレンドリーな保険セミナーとやらが気になってます。

・クィアでも安心して相談できる無料公的保険セミナー
●開催予定日:2011年 9月11日(日) 
●場所:渋谷
詳細

彼女とこれから熟ビアンとして生きていくためにも、ちょっと勉強してきたいと思っています。
posted by bianca at 23:16 | Comment(5) | TrackBack(0) | イベント