2011年01月30日

何か面白い話して

S江はよく私に言います。
「ねぇ、今の話、面白かった?ニューハーフは面白くないと処刑されちゃうから!」
夜の仕事をしていた頃の後遺症だと思いますが、いつか彼女がこの強迫観念から解放されればいいなとよく思います。

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可愛いだけじゃダメなんです

S江ほどではないにしても、私も少なからず「面白くなくては」というプレッシャーがあります。
これはまず幼い頃、寝る前に弟から「おねえちゃん、なにか面白い話して」と言われていて、母からも頼まれたことから、常に「今夜はどんな面白いお話をして寝かしつけよう」と考えていました。
結果、弟には子供への反則ワードを使った「ウサギのうん子ちゃん」の物語をしていました。子供は「ウサギのうん子ちゃん」さえ登場すれば大笑いです。

しかし弟の手が離れ、学生になってからは、なぜか女友達から「ねぇ〜なんか面白い話してぇ〜」と言われることが多くありました。
今思うと、こういうこと言う女子って何なんですか?
貴女は殿様ですか?
でも私はけっこう真面目に面白い話をしようと頑張っていたように思います。
それで、それなりに私は「面白い人」と思われていたようにも思います。

ドSとつきあった当初、彼女はよく私に電話をかけてきました。
今でも、出社直前、昼休み、退社直後には必ず電話をかけてきますが。
つきあい当初はあまりに頻繁にかけてくる電話に私はどんな面白い話をしていいのかわからず泣きたくなるときが多くありました。
というのも、ドSは電話をかけてきても、特に何も話さないのです。
私が話すしかない。でも、毎日3回も話すことなんてないじゃない?

あるとき、そんな自分の気持ちを正直に話しました。もう、疲れたわと。
そうしたら彼女は言いました。

私は面白い話なんて期待していない、あなたの安否確認をしているだけだ。

安否確認・・・。
彼女にも面白い話をしなければ、と思い込んでいたプレッシャーからそのときやっと解放されました。
他人の期待に応えようと自分が頑張るほど他人は自分に期待してないものかもしれません。
もしくはその期待は全く的外れの場合も多くあるのかもしれませんね。


★愛とは、互いに見つめ合うことではなく、ふたりが同じ方向を見つめることである・・・続きを読む
posted by bianca at 22:34 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2011年01月10日

横浜のセクマイセンターSHIPに行ってきました

あけまして最高におめでとうございます!!

どんなに遅れても元気に挨拶することが大切ですよね!

年明け、私はおばあちゃん(87才)とカラオケに行きました。
最初は気を使って三百六十五歩のマーチとかを一緒に歌ってたのだけども「最近の流行歌を歌ってくれ」とのリクエストにKARAのミスターをヒップダンス付で踊ってみせたら「面白い歌だねぇ!」ってやたら喜んでくれて、淡谷のり子のごとくビブラート効かせて「今すぐにミスタ〜♪抱きしめてミスタ〜♪」って一緒に歌ってくれたわ。

おばあちゃん長生きしてね!

ってことで、昨年私が一番ハマったのはK-POP。
いつもマイナーな流行裏街道を走っていたのに。
やっと私が時代に追いついた!みたいな?

しかし友人には
「これだけK-POPキテるのに、biancaの好きなアレなんだっけ?為替みたいな名前のグループ来ないね?」
って言われるのだけども、先物買いだから!
今年はね、きっと来る〜きっと来る〜と声を小にして言いたいわ。
TSUTAYAにもこんなPOPが!

f(x)_chu.jpg
世界進出への可能性を秘めた・・・f(x)!!

世界進出(あくまで可能性、まだ秘められてる)!
極東の小さな島国で大手を広げて待っています。



ということで、本題です(前置きが長くてすみません)。


■ 横浜のセクマイセンターSHIPに行ってきました

昨日、横浜にある『かながわレインボーセンターSHIP』という、セクシャルマイノリティ(同性愛者・性同一性障がい)のためのコミュニティースペースに、彼女と友人と3人で行って参りました。
“にじいろウーマンズカフェ”という女性限定のお茶会があったのですね。

ship.jpg
窓辺にもレインボーが大きく見えます

思ったよりも広くて、明るく、ゆったりと落ち着いたスペース。
奥にはPCがあり、手前にはテーブルが3つ。
本棚にはLGBT関連の書籍がたくさんありました。

お茶会は年明け第一回目ということで、お汁粉を頂くことができました。
しかもお汁粉が苦手な私にはちゃんときな粉も用意してくださる親切さ。

親切ではあるけれども、基本放置プレイのようです。
この日は20人弱の女性が集まっていました。
このままテーブルで彼女と友人と内輪で話していても、、、ということで、本棚を漁り1冊読み終わったところで、思い切って隣のテーブルにいた2人に話しかけると、女子大生のカップルさんでした。同じ大学で出会ってなんて、憧れるわぁ。

SHIPのイベントでいいな、と思ったのは「中高生のための憩いの場」があるということ。
これは絶対必要。
中高で自分のセクシュアリティに気が付いて、1人で悩んでるような子に是非知ってもらいたい。
1人じゃないんだよ!と。
こういう場所がもっと増えたらいいな、と心より思います。


------------- おまけの写真 -------------
posted by bianca at 22:04 | Comment(15) | TrackBack(0) | イベント