2010年10月30日

台湾 Lesbian Shop+Gay cafe

台湾同志旅行に行ってきました。

■ レズビアンショップ『愛之船拉拉』

2006年「台湾同志旅10/7-10」では残念ながら閉まっていた『愛之船拉拉』が開いていました!

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タクシーで住所を見せると店の前まで行ってくれますよ

店にはボーイッシュな店員さんがひとり。
こちらから話しかけるまではクールに放置されるので気軽に見ることができるし、話しかければとても丁寧に答えてくれます。愛之船拉拉は6年前にできたこと、台湾オススメのクラブやサイト、台湾パレード、オススメのバイブのことまで。

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天井にはレインボーシャンデリア

『Lの世界』はもちろん、日本の『LOVE MY LIFE』や『ラスト・フレンズ』のDVDもありました。
書籍も充実しています。全てレズビアン関係のもの。

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ナベシャツモデルがかっこよか〜黒ハート

一番スペースをとっていたのは、なんとナベシャツでした。
トランスとレズビアンがごっちゃになってる?という見方をする人もいるかもしれないけれど、ナベシャツはFTMだけのものではないと思うので。
女性自認のレズビアンでも胸はなんとなく邪魔、Tシャツをかっこよく着たい、とかの理由で着こなしても良いのではないかと思いましたわ。ブラタイプのひとつみたいにね(私は上底だけど)。

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購入したものたち

中央の箱は指用コンドーム。Twitterで話題になっていたので買ってみました。
私はまだ試していません(いらない報告ですね)。
友人に犬用の服を買ったけど、きっと着せてはくれないでしょうね。


■ ゲイカフェ『h*ours』

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住宅街にどーん

愛之船拉拉の斜め前にあるゲイカフェ『h*ours』でお茶。
ノンケの同僚女子と「私達カップルに見られるのかしら」とわくわく入店したものの、店内の人たちはイイ感じに無関心。
読書やパソコンしながらまったりとそれぞれの時間を過ごしています。

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同僚はコーヒー、私は台湾茶を飲みました。
薔薇のチーズケーキというものがあったけれど売り切れでした。残念。
少し苦味のある台湾茶がすごく美味しかったです。


■ 晶晶書庫

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次に、h*oursの横にある『晶晶書庫』へ。ここはノンケの同僚が一番喜んでDVDを買い込んでました。
LGBT系の本やDVD、CDが大量にあります。椿姫彩菜の『わたし、男子校出身です』の台湾翻訳版もありました。ガチホモ系からBL漫画まで勢揃い。
写真の看板は加藤茶が出てきそうなピンクライトですが、店内は明るくて綺麗でした。


■ 士林夜市

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寵愛女人内衣(下着)100元=約270円

夜は台湾一大きな夜市、士林を仲良しの上司夫婦と散策。
ここは2日間通って、食べまくりました。夜市は夜中1時過ぎまでやってるから、台湾に住んでたら確実に太るわね。

屋台のひとつで床を走る大きなネズミに驚くと「あれはネズミじゃないよ」と店員。
「何?」と聞くと「あれはお金を運んでくる動物だよ」ですって。
なるほど。



そういえば、今日10月30日はアジア最大のLGBTパレード「台湾同志遊行」ですね。
入れ違いに帰国してしまったので、とても残念。
来年は行きたいわ。
posted by bianca at 21:40 | Comment(13) | TrackBack(0) | 旅行

2010年10月18日

表参道のゲイカルチャーカフェ

表参道って、外国人モデルやセレブや芸能人しかいないところなんですよね?
恐ろしい場所・・・。

昔々、社会人になって間もなく表参道の支社に飛ばされたとき、私は本当に焦りました。
朱に交われば赤くなる・・・いつか私も胸を突き出して南青山の石畳をカツカツ颯爽と歩ける日が来るわ。
そう信じて約3年半働いたけれども、給料と共に外見も全く変化がなかったように思います。
そもそも馬のように脇目もふらず職場と家を往復していたし。
上司が連れてくる犬の散歩とかさせられて、犬のウンコ拾ってたし。
その犬が付けてたブランドのリードの値段は、多分私の着ている服より高かったわ。

私にとってはそんなちょっぴり切ない思い出のある表参道に、ゲイカルチャーカフェが出来たと友人から聞き、ドSを連れておそるおそる行ってきました。


■ 表参道のゲイフレンドリーなカフェ『gossip

http://gossip-cafe.com/

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椅子には海外ゲイ雑誌「Out」が挟まってます

真っ白な壁に、大きな窓から明るく柔らかい日差しが差し込む店内。
一見アングラな雰囲気はない、まさに表参道のカフェ。
レズレズ言うのははばかられる感じ(←言わなくていい)。

私はサラダとピタサンドとデザートのセット、ドSは生ビールとコロッケを頂きました。
上品で美味しいけどボリュームがちょっと足りないかしら。
私が大食いなだけかしら。

空間がゆったりと贅沢に使われている、表参道らしいおしゃれカフェ。


しかしそれだけでない。
ゲイフレンドリーを謳ってるだけに、店の本棚にはゲイカルチャーの王道本がズラり。
本棚にそれらはジャンルを問わず背表紙の色で縦6色に区切り、カラフルにディスプレイされています。

学生時代に読み漁っていた懐かしいものから最近のものまで。
ジャンルはカオスですが覚えているのは、三島由紀夫、森茉莉、中山可穂、松浦理恵子、比留間久夫、仁川高丸、吉永みち子、あさのあつこ、戸川昌子、笹野みちる、能町みね子、ローリー・キング、S・ダフィ。
もちろんもっともっとあったけれど、思い出せないわ。

他、おもちゃ(大人の方ではない)や雑貨、写真集、洋書、佐良直美のLPまでありました。
統一感の無さそうなものを融合させて整然とみせてるのがすごい。
「ゲイカルチャー・セクシャリティ・多様性」がキーワードとのこと。

店と同じくさっぱりとした雰囲気の店長さんにオススメの小説を聞いたら、丁寧に教えてくださいました。逆にオススメのものを教えて?と熱心にメモを取られてその場でPC検索したり。気さくな女性でした。

表参道で馬車馬のように働いていた時代にこの店があったならば、いつも寄り道して、あの3年半はもうちょっと違ったものになっていたかもしれない・・・と思いました。
posted by bianca at 00:47 | Comment(230) | TrackBack(0) | 日記

2010年10月11日

ダイクの日

3連休いかがお過ごしでしたか?

初日の10月9日、大阪では関西レインボーパレード2010があったようですね。
雨の中、パレードに参加している皆様の実況をTwitterで見つつ、家で寝転びながらも魂は参加している気持ちでした。
便利な時代です。


そして、部屋に篭り10年ぶりに清水玲子の「輝夜姫」を読み返していました。

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物語は、セレブの子供たちの臓器提供者=ドナーとして人工的に作られた一卵性双生児である子供たちを中心に展開します。主人公の少女、晶は義母と性的な関係があったり、女子にモテモテだったりとレズビアン要素もあり、自分がドナーだと知った晶が逆襲を決意するところなど、ベルばらの革命にも通じるかっこよさがあります。

二次元ではオスカルと共に晶が私の恋人と決めています(痛)。


翌日10月10日。
ダイクの日。そして、ドSと出会って11周年記念日です。

・中国語会話
今年も記念日を一緒に迎えられる喜びを噛み締めながら、中国語会話へ。
新しい女教師が可愛いかったものだから
「先生可愛いですね!生徒にナンパされたりしないですか?大丈夫ですか?」
と聞いたらば、
「今、ナンパされてるような気がします」
と言われてしまったわ・・・。


・映画「シングルマン」
中国語を終え、ドSと新宿バルト9に映画「シングルマン」を見に行きました。
今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でも人気の作品でしたね。

1960年代が舞台ということで、あの「MILK」より前の時代。
しょっぱなから、16年共に過ごした恋人の葬儀に顔を出せない主人公の苦悩に泣かされます。
大袈裟ではない静かな演技も胸を打ち、全体的に派手ではなく淡々と、古いフランス映画のようなテンポと雰囲気で物語りは進みます。
私としては60年代の女性のファッション、髪形やメイクも可愛くて釘付けでした。
でも、女性の登場人物が少なすぎるわ。


・「マンゴツリー東京」でディナー
映画の余韻とともに、夜は丸ビルにあるマンゴツリー東京で記念日ディナーをしました。
美味しいけどかなり辛いタイ料理。

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伊勢海老と茄子のサラダ

その後、新丸ビルにあるという、以前Campy!飲み会のゲストで拝見してから注目していたミッツ・マングローブさんの女性専用バー「来夢来人」に行ってみたかったのだけども、やっぱり12年目ともなるともう年ね、2人とも疲れ果ててしまい、諦めてそのまま家に帰ったのでした。
来夢来人は今度どなたかご一緒しませんか?


・お金を貯めよう(みちるちゃんの曲にあったわね)
ディナーのとき、ドSが「これから、私達どうする?」と言いました。
ぼーっとしていたら、またあっという間に10年経ってしまいそう。
目標のためにも、やはりお金は貯めなくちゃね。

そういえば2人の「屁貯金」、なかなか貯まりませんわ。
我が家のルール
・1屁=100円
・スカしがバレたら=500円

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不本意そうな屁貯金箱 「僕はこんなのになるために生まれてきたんじゃない」


来年も彼女と一緒に仲良く記念日を過ごせますように。
posted by bianca at 23:45 | Comment(8) | TrackBack(0) | 日記