2009年10月28日

愛片(あいかた)

ドSと出会う前からの古い友人、2koが最近blogを始めました
外見がメンズライクな時代から繊細で、料理が得意(肉じゃが!)で、歌が怖ろしく上手くて、英語が堪能で、母性的な強さを持った2ko。
結婚式にも、手術して帰国2日後というのにかけつけてくれて、本当にうれしかったわ。ありがとう。

そんな彼女が自分の恋人のことを「愛片」(あいかた、と読むらしい)と書いていて、素敵だわぁと思いました。
普段カムアウトしていない人に対して、「彼女」と言えず、かと言って「彼氏」と置き換えトークも苦しい場合、「相方」という呼び方で話しているレズビアンはけっこういるんじゃないかしら?
そこでいつもの癖で何とはなしに検索をしてみると、ちょっと古いですが、発言小町で
「相方」と呼ぶの反対です!!
というトピックを見つけました。
夫婦や恋人同士が「相方」と呼んでいるのを聞くとすごく不快だそうで。
他のカップルのことは放っといたれよ、としか言いようが無いですが。そう感じる人もいるのね、と。

相手の呼び方に関して言えば、レズビアンのタチネコカップルでもたまに素で相手を「旦那、夫」「奥さん、妻」と呼んでいるのを見かけますが、それは“私たちに関して言えば”無いわー、と思うけれど、他のカップルが呼ぶのを反対とか不愉快っていうのは、更に無いわー。

お互いが納得済みならばいいじゃないの幸せならばby佐良 直美

逆に、最近男性にも多いように思いますが、自分の彼女を「〜ちゃん」と呼んでいるのを聞くと、なんだかほっこりした気持ちになりますわ。

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bianacaちゃんです、ドSちゃんです・・・
しかし私たちに関しては、やっぱり無いわー。


■「青い花」のDVDがすごすぎる・・・続きを読む
posted by bianca at 22:05 | Comment(371) | TrackBack(0) | タチネコ

2009年10月21日

【告知】みんな虹の下〜レズビアンと性同一性障害者が語る〜

ドSはたまに「ハーフですか?」と聞かれてますが、「ハーフでもニューハーフでもありませんよ」とお決まりの答えを用意しているようです。
ハーフとか混血って差別用語なのかしら?と思って、ちょっとwikiを見てみると、

時系列の言葉の発生順として「ハーフ」は「ニューハーフ」に対して対語となる「旧ハーフ」と言える。

という、ちょっと不思議な説明も…。

差別用語というのは差別的に使えば差別用語になるのかしら?
幼い頃、スペインでよく「ハポネ(日本人)!」もしくは「チーノ(中国人)!」と指差されて目を吊り上げるしぐさをされることがありました。
差別用語ではないけれど、幼いながらに「なんかバカにされてんだな」と思ったものです。
日本人の少ない地域に住んでいたので、珍しかったのでしょうね。
(もちろんとても良くしてくれるスペイン人もたくさんいましたよ)


こんなことを思い出したきっかけはこの記事です。
■黒人と白人カップルの結婚認めず、辞任要求される 米法務官

差別されるからハーフは生むなってことなのかしら?
それは、差別する側の問題ではないの?
確か家田荘子も昔、黒人と結婚したときに「子どもだけは可哀想だから生まないでくれ」と親から言われたと書いていた。

これは、同性カップルの子どもにも言えることよね。
「いじめられるから、子供だけはつくるな」っていう。
どんなに温かい家族で仲良く暮らしていても、マイノリティの子どもだということで外部のいじめによって苦しめられるのは、その家族に問題があるのか?
それとも外部に問題があるのか?

ということで本題の、友人から伝言でやってきた告知です。


ka2.jpgka1.jpg ←click

みなさん、こんにちは!
神奈川県にある東洋英和女学院大学で今年から活動をしている、
多様な性とジェンダーを考えるサークル「かえでの虹」です!

10月31日(土)に、私たちは4人のゲストをお招きしてシンポジウムを催します!

ゲストは、、、
日本で初めて性同一性障害者であることを公表の上で選挙に立候補し当選を果たした、上川あやさんや「3年B組金八先生」で上戸彩が演じた性同一性障害者の生徒モデルになった虎井まさ衛さん、そして、レズビアンとバイセクシャルの女性のためのコミュニティLOUDの代表の大江千束さんと副代表の小川葉子さんにお出でいただきます!

初めての企画ですので、是非とも成功させたいと考えております!
皆様のお誘いあわせの上ご参加くださいませ。
詳細は以下の通りです。

『みんな虹の下〜レズビアンと性同一性障害者が語る〜』

【日時】
10月31日(土)13:00〜14:30
※当日は、本校の学院祭となっております。
公演終了後、1時間程度参加者同士の交流を行います。
お飲物もご用意いたしますので、お時間のある方はお気軽にご参加ください。
※予約不要、入場無料

【場所】
東洋英和女学院大学、5号館(5102)
(大学へは田園都市線青葉台駅、横浜線十日市場駅よりバスをご利用いただけます。詳しくは本校のHPをご覧ください。)

【内容】
セクシャルマイノリティとはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)などの性的少数者を指します。
「男女」という枠組みが強い社会において自分らしく生きにくい状況に直面することもある中、ゲストたちはどのような生活を送ってきたのでしょうか。
「学校・恋愛・社会」に焦点を当てて語っていただきます。

【主催】
東洋英和女学院大学
多様な性とジェンダーを考える「かえでの虹」

【問い合わせ】
メールアドレス:kaedeno_niji@yahoo.co.jp
かえでの虹HP:http://kaedenoniji.michikusa.jp/(携帯対応)
東洋英和女学院大学HP:http://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/index.html


代表者は、LGBTサークルを1年前に主宰、学校の公認サークルにまでして、学園祭でのイベント開催にまで持って行った行動力のある人だそうです。
すごいわ。大学生の鏡ね。

私もそんな大学時代に思いを馳せつつ、女子大生風のナリでドSには学ランを着せ、応援に駆けつけたいと思っております(それは迷惑になるからやめましょうかね)。
東洋英和の近くには伝説のオカピ(某監督ではなく)のいるズーラシアや、某体育大学もあるので、かわいい動物やマッチョ好きも、見学がてらに是非!
posted by bianca at 19:54 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日記

2009年10月16日

ババビアンの昔話

先日、HDWで知り合ったカップルさんたちの飲み会にお誘い頂いたので、ノコノコと横浜まで行って来ました。

関西方面からいらした幹事(FtMさん)が、恐ろしいエンターティナーで驚愕。
笑いが取れる男はモテるこのご時世、やっぱり美麗なカノジョさんがいらっしゃいました。
しかもカノジョさんの方もちゃんと笑いにおいて相方としての役目を心得てらっしゃる。
頭の回転の良さ、話の面白さ、話の振り方、素人のいじり方(って皆素人なんですけど)、これって天性のものなのかしら?

私がブログなどで飲み会(いわゆるオフ会)を催したときに言われることの多い台詞は
「意外と普通の人なんですね」「意外とシャイなんですね」
「意外と・・・」

な、なんか、ガッカリされてる!?
もっと奇天烈なことをした方が喜んで頂けるのかしら?
何かしなくちゃ!楽しませなくちゃ!と、空回りの多い私は、今回理想的な幹事像を学ばせて頂きました。
皆HDWで結婚式を挙げたor挙げる予定の人たちなので、幸せオーラが充満していましたわ。
相手を本当に大好き!という気持ちが素直に溢れているキラキラしたカップルばかり☆
そんな中、私たちはどうやら「落ち着いて」見えるらしいわ・・・。

しかしこうやって今でこそ、ネットで簡単に海外の情報を収集でき、普段可視化されてないレズビアンとも出会え、メールのやりとりで飲み会ができたりと、本当に良い時代になったと思います。


============= ここからババビアンbiancaの昔話 =============

昔々、90年代半ば、ちょうど私が高校生だった時代はネットなど今のようには普及していませんでした。
コギャルが出始めて、ポケベルが鳴らない時代です。たまごっち(初代)がおやじっちになる時代です。

そんな時代、私は好きな♀がいたのですが、その話しは死にたくなるので置いておいて、宝島がちょくちょくやる「レズビアン特集」をよく読んでいました。
読むだけじゃなくて、スクラップとかしていました(暗い)。
たしかそこで紹介されていた、「LABRYS」というレズビアンのためのミニコミ誌を定期購読していました。
うちの母親は私宛の手紙などを絶対に開けないし、勝手に読まない人でした。だから、よく友人も私の家の住所を私書箱代わりにしていたわ。友人たちの家では、親が勝手に開けたりするからね。私が友人たち宛てに届いた手紙や雑誌を持って学校に行っていました。

その点、今は携帯があって、メールやサイト閲覧が自由にできる学生は本当に恵まれていると思うのです。もちろん危ないこともあるかと思うけれど、それは大人になっても同じこと。
出会い系で殺される大人もいれば、レズビアンであることを死ぬほど悩んで辿りついたLGBTサイト(今はNHKサイトもあります)で、自殺を思い留まった子もいるでしょう。
情報の選び方は重要ですが、こうした知識が簡単に手に入り、多様な考え方、生き方をしている人を知ったり、実際に出会えたりする時代は昔に比べて恵まれてると思いますよ。

って、完全にババビアンの昔話&説教になっていますが、なぜこんなことを言い始めたかと言いますと、コレですよコレ。

The Personal is Politicalをテーマにしたインディペンデント・マガジン 

pe=po ←click

2009年12月創刊予定

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この時代にあえて紙の小冊子。
あの、手に取ったときのわくわく感、ドキドキ感がよみがえる気がします。

楽しみです。

posted by bianca at 00:14 | Comment(138) | TrackBack(0) | 日記

2009年10月05日

沖縄センチメンタル・ジャーニーとTokyoWrestring

ビアンちゅうの皆様こんばんは。
沖縄帰りのbiancaです。沖縄で「ちゅう」は人、という意味なんですって。海人(うみんちゅう)とかね。沖縄の言葉って発音がカワイイ。
でも、ビアンちゅうと書くと、ビアンの最中みたいな感じで面白いわね。意味不明だけど。

miyako.jpg
手振れ防止なら私でもブレずに撮れた


今回はドSと離れ離れの旅だったので、ふとした瞬間に「ああ、この景色を一緒に見たかったな」とか「この食事を一緒にしたかったな」と思ってはセンチメンタル・ジャーニー。
biancaはまだアラサーだから♪

やはり景色も食事も「何を」よりも「誰と」の方が重要かもしれません。

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シーサーは口を閉じてるのが♀、開けてるのは♂らしい


ところでこの旅で同伴した人の1人が夕飯の席で「あの芸能人、コレだよね」って、右手の甲を左手の頬に当ててシナを作るしぐさ(わかるかしら?)をしたんですよ。
ゲイとかオカマとかのジェスチャーのアレです。
これ、ちょっと懐かしくないかしら?死語ならぬ死ジェスチャーじゃないかしら。
あと、私が思う死ジェスチャーは、「電話して」というときに親指と小指を立てて耳に当てるアレとか、最近でもやってるサラリーマンいますよね。あと、「パンツ丸見え」とか「その話しは置いといて」とか、他に何かあるかしら?

なんて死ジェスチャーに思いを馳せていながら、ふと気付いたのですが、集合写真でピースしてるの私だけでした。



■TWに載りました
日本初レズビアン&クィアカルチャーWEBマガジン「TokyoWrestling」が披露宴について載せてくださいました。
「娘が雑誌に載ったのよー、ちょっと読んでちょうだいよ!」
と大量に雑誌を買い込んで親戚中に配って宣伝する田舎のおばちゃんのような気持ちです。
さすがに親戚中に宣伝はしませんが。
あの披露宴はたくさんの友人たちの多大な助けによって出来上がったものなので、こうした大きなビアンWEBマガジンに取り上げてもらえるのはとてもうれしく思います。
posted by bianca at 22:50 | Comment(451) | TrackBack(0) | 日記