2009年07月29日

いい日旅立ち 結婚してきます

エロスが無い、とよく言われる女女苑ですが、ゆうさんのクィア系コピィコンテストでまさかのシモなコピィがランクインしていました。
投票してくだすった方、ありがとうございます。

タイトル:ぬこの願い
pantsu.png

やはりこれは共感されるのね?
アナタも好きね〜ちょっとだけよ。ということで婚前エロスネタ。
もう書かないわ(と、全くどうでもいいプレミア感を演出)。

以前、ゲイ♂に「セックスのときパンツ脱がないレズビアンがいるって本当!?衝撃的なんだけど」と言われたことがあって、「わりと珍しくない」と答えると「ゲイ♂はタチネコ関係なくパンツ履いたままなんて、ありえないわ!」と。
まー、そうですか。

ちなみにドSの脱ぎっぷりは最初から良かったですよ。
しかしね、冬場寒くなると下しか脱がないんです。
そんな人いるかしら?パンツ脱がないタチはいても、下しか脱がないって…。お前はプーさんか。
いったいそれどーゆうエッチよ?という感じかしら。それはご想像にお任せします。想像したくないとか言わないで。
ともかく、前も書きましたが、2人の合意の上であれば、ベッドの中はどんなタブーもないと思いますし、2人が良ければ「そんなエッチ変だよ」なんて他人様に言われる筋合いは無いのです。
ただ、私は抱き合うときは布切れ一枚の隔たりすら、もどかしく思うのです。

ということで、明日バンクーバーに旅立ちます。

kutsu.jpg
友人が作ってくれたWedding靴 
靴作れるってすごいなー 足首に巻くファーと中敷のパールピンクがとても気に入りました

結婚式、ダイクマーチ、ゲイパレード、と今回ゲイゲイしい旅行になりそうです。
クィア結婚式をサポートしてくださるあきさん、こんさんカップルや、
現地で泊めてくれる日本人とカナダ人の婦婦に会うのもとても楽しみです。


成田離婚にならないように、どうか祈ってください。
行ってきます!
posted by bianca at 00:37 | Comment(29) | TrackBack(0) | 日記

2009年07月21日

薫の嫉妬に萌える

見てきました。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の『乙女シリーズ その一 花物語 福壽草』。

wotome2.jpg wotome.jpg

ドSを誘うも「心底つまらなそう」と言われたので、「いいわよ。エスの世界はエスの世界を共有できるお友だちと行くわ」ということで、レズから「上品なカマを初めて見た」と言われたり、百合文学にも造詣の深いU子を誘うと、「ぜひ行かなきゃ!世界中から乙女が押し寄せるわね!」と快諾。
中身オヤジのレズより中身乙女のゲイね、こんな日は。
前売りを買わなきゃと言うU子を「え〜当日券で大丈夫よ!」と面倒くさがりの私がなだめ、「じゃあ、当日早く行きましょう!」と先に行ったU子にチケットを買っておいてもらうも「悲しいかな。余裕で買えたわ」というメールが。

世界中の乙女はどこに行ったのかしら?

というのは開演1時間以上前の話で、実際は満員御礼でした。
笑いあり涙あり、平成21年と昭和10年の隔たりなんて、感情面では全く感じさせない新鮮さ。
無声映画なので活動弁士がつくのですが、この声も素晴らしかった。
兄嫁美代子に恋焦がれる女学生薫の呼びかけ「お姉さま」は甘く可愛らしく、ぜひ着ボイスにしたい。
しかし彼女の嫉妬の表情もスゴい。2人に嫉妬するあまり、幾重にも重なる襖をガンガン開けて立ち去る姿はコミカルでもあり、切ない。
薫の嫉妬やひたむきさが可愛くて仕方ないのです。

当時のポスターは美代子と薫の2人がハートで囲われたものだったそうで、大変話題になったとか。すごいわ昭和10年。

お決まりのように美代子が不治の病になってしまうところとか、本当に今で言う携帯小説のような展開なんだけども、いつの時代も少女の気持ちを揺さぶるのはこうした悲恋+純愛なんでしょうね。


映画上演後のトークも大変興味深かった。
映画祭のサイトにも「自身もレズビアンであった作家・吉屋信子」と書かれているけれど遺族はそうした見られ方を非常に嫌がっているようで、今回トークゲスト出演に交渉された某作家はそうした遺族の立場を尊重し、また作品と作者の私生活は切り離して考えるという立場から、この映画祭のゲストに出ることを控えたそうです。
これはとても難しい問題だと思う。
この映画とその後のトークイベントは同じくらい興味深く考えさせられるものでした。

この作品をレズビアン映画と解釈するかどうか?それは百合やエスと言われる世界をレズビアンと切り離すかどうか?という問題でもある。
私はグラデーションで繋がっているものだと思っているけれど。

また遺族の問題は、多くのレズビアンが抱える問題に共通するのではないかと思う。
私自身もカムアウトすることで家族に迷惑がかかることが何より辛い気持ちと、カムアウトして家族に迷惑がかかること自体がおかしい(犯罪を犯したわけでもないのに)という反発心とがある。

一生を添い遂げた吉屋信子とそのパートナーの関係にどういった名前をつけるか?の問題のような気もする。身内として「友愛」は良いけれど「レズビアン」は納得できない。
内情は変わらなくても、それはやっぱり世間の目が関わってくるんでしょうね。


★アフターパーティー★
posted by bianca at 23:40 | Comment(181) | TrackBack(0) | 日記

2009年07月17日

釜ビアンとHDW直前インタビュー‏

久しぶりに「街で見かけたビアンたち」に応募が。
女子大生Mちゃんありがとう。

kamabian.jpg

釜ビアン。
ヘルシー系ご飯屋さんらしいですが、宝塚劇場の向かいにあるというのもまた何とも。
ジェンヌさんがいたりするのかしら?
ジェンヌさんてご飯食べない生き物だったかしら?

釜ビアン多いですよね。

わかりやすいタチ系レズビアンでもオネエ口調。なぜかしら?
答え:オニイ口調がないから(あてずっぽう)

関西弁とオネエ口調はマスクも効かない感染力。
オネエが1人加わると、3分後には皆オネエ。
あら、やあねぇ〜。

しかしエセ関西弁が寒いようにエセオネエ弁も素人にはキビしいんじゃないかしら。
私に至ってはただのオバちゃんになってるし。

そこで閃いた☆
オネエ口調に対抗して、こちらは上品なオニイ口調にしてはいかがかと。
女子高生のようなガラの悪い男言葉とは違うのよ。
男装の麗人が似合うようなね。

例えばナンパはこんな感じで。
「そこの君、君の名は?ははは、失敬。まずは自分の名を名乗らねばだったな。
私の名は、そう、オスカル!」
ああ、素敵。
オニイ口調を来年までには流行らせたいわ。


■Happy Day Weddings直前インタビュー
とうとう出発まで2週間を切ったので、Happy Day Weddingsさんが直前インタビューを載せてくださいました。

直前インタビュー bianca&ドS

ねぇ、ドS。今までのハッピーなカップルたちの過去インタビューを読んだ?
たった一言しか言葉を発してないのはドS、アナタただ1人よ・・・


posted by bianca at 22:12 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2009年07月09日

遺書とLの可視化

長いこと、ベッドの上でナメクジになっていました。
普段元気すぎると、ちょっと体調を崩しただけで精神的ダメージが大きく
「ああ、私もう死ぬのかもしれない・・・」とおセンチになって遺書まで書いてしまいました。
お母さんへ、ドSへ・・・
書いているうちに、どれだけのことを言い忘れ、し忘れているか、死んでる場合じゃないと気が付く。
母には全然恩返ししてないし、ドSとしたいことがもっともっとある。
友達とのあの約束も果たせて無いし、喧嘩したままのあの人にも謝りたい。未来が続くと信じているから保留してしまっていることが、なんて多いこと。
遺書を書くことで見えてくることが沢山ありました。今回の体調不良は、もっと1日1日を大切にしろという啓示なんだわ。


そんなこんなで、紹介したいと思っていてすっかり過ぎてしまった
クィア系のコピィコンテスト(すでに投票開始)」。
たくさん面白いコピィが集まってますね!
言葉って本当にすごい。短い文章の背景をどれだけ汲み取ってもらえるか。解釈は自由だけど、社会的な共通認識が無くては理解が難しいものもある。

私が昔衝撃を受けた、世界で一番短い小説を思い出しました。
『売ります:赤ん坊の履物、未使用』
言葉の持つ力と、人の想像力によって、ここまで短い言葉でも小説になる。小説のようなコピィを、今回私も作りたかったけれど、駄洒落ばかりが浮かんでは消え・・・。そして締め切りになったのでした。

こうしたコピィがズラーっと並ぶのも、そこに一つ一つに背景があってクィアの可視化に繋がるのよね。

それで病床にて他に何かないかしらとぼんやり考えました。
そして閃いた☆

めざましテレビの「今日のわんこ」。これに友人♀♀カップルのわんこ、チョピ子(仮名)を出そう。
ナレーション:チョピ子(仮名)には大好きなママが2人います。2人のママはたまに喧嘩もするけれど、チョピ子(仮名)を実の娘のように可愛がり、夜は川の字になって寝ます。いつまでも2人のママと幸せに過ごしたいチョピ子(仮名)なのでした〜

説明はいらない。自然すぎる可視化じゃないかしら?
友人に提案したら「嫌だ」と一言で返されましたけど。
わんこ飼ってるカップル!是非上で出演してみてください。


ドSとチョピ子(仮名)

★オマケ TVでの可視化★
posted by bianca at 23:42 | Comment(13) | TrackBack(0) | 日記