2009年06月20日

東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2009〜今年はSの世界〜

「ドSさんは本当にドSなんですか?」
唐突にそんなメールを頂いたことがあります。

HappyDayWeddingsさんのようなハッピーで爽やかなところでも、その世界観を壊すかのように「bianca様とドS様」と書いて頂いて申し訳ない気持ちです。

ドSのSは、SMのSではなくて「エスの世界」のSなんです(今決めました)。
「エスの世界」とは、遠いアメリカで「Lの世界」が流行るずっと以前に日本でしっとりと流行った「シスターの世界」なのです。

今実家にあるので、細かい文言は忘れてしまいましたが、美輪明宏様著「紫の履歴書」には、こう書いてありました。

美輪様が美少年だった頃、恋人(先輩男性)と手を繋いで歩いていると、女学生から「あら、あの方たち、Bよ。綺麗ね」と言われたそうです。当時、学生が同性同士恋人(のような関係)になることは珍しくなく、女学生同士はS(エス)、男子学生同士はB(ビー)と呼ばれていたそうです。
ちなみにうちの近所に住むL友は最近できた彼女と浮かれて手を繋いでいたら、オバチャンからすれ違いざまに「レズ!」と言われたそうです。

とても長い枕でしたが、今年の第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2009は、トップにどどーんと吉屋信子の世界、つまりエスの世界が。
丁度今年文庫になった吉屋信子の「花物語」を読んでいた私は運命すら感じました(?)。吉屋信子は大正から昭和にかけて女学生に絶大な人気のあった作家で、作品にはエスの世界が満載です。
乙女たちの涙で溢れています。純文学としてはあまり評価をされなかった作家のようですが、今で言う携帯小説作家のようなものだと思います。多くの女子高生たちの涙と共感を持って読まれていたのでしょう。

花物語 上 (河出文庫 よ 9-1)花物語 上 (河出文庫 よ 9-1)
吉屋 信子

河出書房新社 2009-05-30

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吉屋信子は実生活でも女性と養子縁組をしました。
L&G映画祭で取り上げられるのはとてもうれしく思います。

♀過去のL&G映画祭レポ
・2005年『The L word』
・2006年『プリカちゃん』『愛のカタチ』
・2007年『恋するアナベル』『刺青』
・2008年『漂浪青春(彷徨う花たち)』


■ダブル紀香への道
もはや交流の場ではなくつぶやきの場と化している「縁側」で、ボソッと「置き換えダイエットをしているが不味い」と書いたら、ともしらがのぷふうさんが「ヒルズダイエット」なるものを送ってくだすった。
ぷふうさんは、これで紀香バディになったんですって!?
しかし他の置き換えダイエットに比べて高いわ。さすがヒルズとか言っちゃってるだけあるわね。
でも確かに一番美味しいです。他の置き換えは水と混ぜるのが多いけど、ヒルズは牛乳だからかしら。

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置き換えダイエット食品は見た目が寂しいので周りに楽しくなるものを置いてみました。

オススメのダイエット方法があれば教えてくださいな。

posted by bianca at 18:48 | Comment(13) | TrackBack(0) | 日記

2009年06月14日

花嫁コスプレ衣装到着

まさか自分が花嫁衣装に袖を通す日が来ようとは。
幼い頃から、結婚にも、結婚式にも憧れや夢を抱いたことが無かったと言うのに。

式の衣装にしても、109あたりで売ってる(流行っているらしい?)超ロングのサマーワンピースの白っぽいやつを買えばいいかしらと思っていたところ。

そうしたら、まぁなんということでしょう!
上司が花嫁衣装をプレゼントしてくだすったのです。

20090614200412.jpg

上司はノンケ男性で、奥様もいらっしゃるのですが、奥様も「ぜひ買ってあげなさい!」と言ってくだすったようで・・・。花嫁衣装を着られることより、そんな祝福を着られることが、本当に幸せでありがたいことだと思っています。

正直お腹周りが少々かなりキツイのですが、これからシメるわよ。禁断の置き換えダイエット始めました。
コスプレのためならね!

一度だけ着るなんてもったいないから、この先ウエジングドレス着てみたい、着せてみたいって人には老若男女問わずガンガンお貸ししますわ。
ウエジングドレスなんて〜、なんて思ってるそこのアナタ、レズにも衣装。着てみると、楽しいですよ。何より、着た時の相手の顔を見たら、きっとうれしくなりますよ。


■サプライズ
大人のパーティーという名のオフの打ち上げをやろうぜーということで、モカメkoちゃんオススメの新宿御苑のお店に行きました。

そうしたら、まぁなんということでしょう!
とんでもないサプライズがありました。

20090611212548.jpg

例によって私の大ボケ写真ではうまくこの感動と感謝が伝わらない恐れがあるので、詳しくはTOKYOモカメLIFEのはっぴーはっぴーさぷらいずへ。

モカメにもあるように、副幹事のas a rainbowカップルもレインボーローズをプレゼントしてくだすった。
わかりやすいドSと私とレインボーローズの組み合わせで電車に乗るのはなかなかスリリングでした。

TOKYOモカメLIFEは、美しい写真(主に猫と食事)満載の、ちょっとハイソな生活を垣間見られるお洒落ブログです。
サプライズのお礼に褒め倒してるわけではなくてですね、多分モカメブログの読者はセクシュアリティに関係なく、koちゃんのライフスタイルを「素敵だなぁ」と思って読んでる方が多いのではないかと思う。

そんなブログが、たまにMILKのことを書いたり、Don't divorce usのビデオを載せたりすることで、読者が自然と「あれ?もしかして」と気が付いたりする場合もあるのかな、と思うのですね。

うちは「ご注意!!このブログは同性愛要素を含みます。ご理解頂けない方はご遠慮ください」なんてこそ明記してないものの、1日分読めば丸分かりの、ドレズブログ。
明記してなくてもご遠慮されちゃう場合も多いかと。

それでノンケブログとレズビアンブログを分けてる書いている人もいると思うのですが、モカメのような方法っていいな、と思うのです。
本人に戦略的な意図は無いとは思うけど。そういう意味でも、とても貴重なブログだと思います。

koちゃんと遊ぶとき、レズビアンもノンケもゲイ男子も関係なく混じってる時が多いから、多分そういうkoちゃんの生き方がブログにも出ているのかもしれませんね。

★おまけ★
posted by bianca at 21:42 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記

2009年06月09日

一目惚れしたのはどちら?

一目ぼれを記録する「ヒトメボ」なる携帯サイトがあるそうで。
面白いですね。
GPS送信された場所が、新宿2丁目に集中してたりしてもきっと面白いですね。

ちなみに私はよく「ドSさんに一目惚れしたの?」と聞かれます。
しかしドSは一度も聞かれた事が無いようで。
失礼しちゃうわ。
世の中にはね、ちゃんとマニアと呼ばれる好みの人たちが存在するのです。そうしたニッチな訴求こそ、無難に美しいことより強いんだ、と言いたい。ワタシが証明です(@クリスタルジェミー中島)、と言いたい。

■ドSとの出会い
ドSと出会う前の私は、大学のノンケ女子や、当時ゲイだと思っていた美人ニューハーフS江(ブログをなんとなく更新した模様)をはじめ、ゲイとばかり遊んでいたので、こげビアン(おこげ+ビアン)と呼ばれていました。クラブもレズビアン系ではなくて、ドラァグクイーンがいるようなとこに行っていました。
そんな折、PCを手に入れた私が渾身込めて書き込んだ♀♀掲示板がありました。
当時、それはもう、ものすごい量のメールが来ました。大漁です(文章は何とでも書けますからね)。
そこで釣り上げたのがドSでした。
自分の写真を送ってくる人が多い中、ドSは自分の飼ってる犬猫の写真を送ってきたのが、とても印象的でした。

渋谷で会うことになったとき、体育大出身と聞いて神取忍のような人が来るんだろうと想像していたので大変驚きました。
「まぁ綺麗な人。これは私なぞ相手にしてくれないわ」
と謙虚に思いました。ベタに2人で映画を見た後、喫茶店では別れた元カノの話ばかりしていたドS。
「ああ、こりゃ脈ないな。これ以上ここにいても無駄だわ」そう解釈した私は「卒論書かなきゃいけないから」と言ってそそくさと帰ろうとしたところ、「送っていくよ」と最寄の駅まで来てくれました。
変な人だな、と思ったら、ドSはもうそのときに私とつきあうことを決めていたそうです。勝手に。

つまり、「一目惚れしたのは(マニアックな)ドSの方です」、とずっと言いたかった、というお話でした。


■タキシード向上委員会
ドSが見つけた、ちょっと面白いサイト『タキシード向上委員会』。
特にBBSのやりとりが面白いです。タキシード姿、男装好きな男性ってけっこういるのね。
人の好みはほんとに千差万別ですね。

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posted by bianca at 23:41 | Comment(11) | TrackBack(0) | 日記

2009年06月05日

人は女に生まれるのではない、女になるのだ

教会(Lの世界でも使われたとこらしい)での入場の仕方について問合せがきております。
どれが良いと思いますか?
 @バージンロードを2人で手をつないで歩く
 A1人がバージンロードの先に最初から立っていて、もう一方が歩いて来るのを見守る
 B教会の両端左右に分かれて入場し、壇上の前で出逢う
 Cどーでもいい
まぁ、そう言わずに。
いい加減、何度「おめでとう」を言わせるのか、と言われそうだけど、ほら、言うのはタダでしょ?祝儀なんて絶対取らないわ。
しばし頭に花が刺さった状態をお許し下さい。

ff.jpg
これいいわぁ


■人は女に生まれるのではない、女になるのだ

ボーヴォワール的にレズビアンはどうなるのかしら。
ボーヴォワールが言う女になる、というのは社会から女であること、女らしくすることを強要されることで「女になる」という意味だと思うけれど、この点レズビアンは周りからレズビアンであること、レズビアンらしくすることを強要されて「レズビアンになる」ことはまずないわよね。
ということは、やっぱりレズビアンはレズビアンに生まれるのであって、レズビアンになるわけではないのよね。
男に乱暴されただとか、男にモテないからだとか、クイアな自分に憧れてだとか、フェミニズムが高じてとか、よくわからないけど、「なった」とする理由付けを無理やりしようとすればできる人もいるのかもしれないけども。
こんなことを考えたのは、美人ニューハーフS江(ブログはとうとう放置された模様)とのメールのやりとりから。


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10:12 S江
今日コンカツ目指してがんばる事アンケートをテレビでやってた

1位 資格、仕事をがんばる
2位 収入をあげる

1位 外見をもっと綺麗にする
2位 料理や家事の習い事をする

すごい違いだよね、、、。
こういうの考えると 私は、やっぱり男だなと思ってしまう。
ってか、男子にモテルには、外見磨いて料理上手、気配り上手になればいいの!?
私逆行してるんだけど、、、。

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10:47 bianca
お願い

レズに聞かないで

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10:51 S江
っていうか、女は外見さえ綺麗ならそれでモテルの?
それってどうなのよ?
料理だって習えばだれでもできるじゃない!
頭くるんだけど!

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10:52 bianca
お願い

レズに聞かないで

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10:52  S江
私、今日 決意いたしました。
私は、女にはならない!!

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11:01 bianca
何になるの?

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11:13 S江


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11:15  bianca
レズになりなさい

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posted by bianca at 00:05 | Comment(18) | TrackBack(0) | 日記