2008年08月28日

おっぱいの女神が降臨した夜

古いビルのボロいエレベーターに乗って屋上にあがると、もわ〜んとしたタイ屋台街のような雰囲気のビア(ン)ガーデンが目の前に広がります。
そこで私たちが目にしたものは・・・。

東レの記事に影響されたL友達+α、総勢1ダースでやってきたここは新橋にある汐留ガーデン

生憎ビアガーデンに行くには適さず、雨も降りそうで気温も低い平日。
にも関わらず、たくさんのリーマンが。そしてリーマンに連れて来られたと思われる女性の姿もチラホラ。

そんなアジアな雰囲気が漂う屋上のビアガーデンを練り歩くのは、東欧からやってきたというアンナとパメラというダンサー2人。
すでにTバックしか身に付けず、艶かしく踊りながらお客の周りを練り歩く。その2人について司会をしながら盛り上げるボンテージ女王様衣装の日本女性。

ボディタッチNGの男性が触れたときは「触るな!このブタ野郎!!」と女王様のムチが飛びます。この女王様もどこかコミカルでまるで某にしおか嬢のよう。
うまい方法よね。これが警備員で「ダンサーにはお手を触れないでください」なんて言われたら興ざめだもの。
男性もチップを口にくわえて差し出せば、おっぱいサービスをしてはくれるのですが、あくまで自発的なタッチはNG。
しかし女性は。

「女はいいぞ!もっと触っていいんだぞ!!」
女王様は女性のお客には寛容。
そしてダンサーもお客さんが女性ならば手を優しくとって、自分の身体に導くのです。
これは男性に連れて来られた女性を大切にしなくてはいけないという水商売の鉄則と、女性には女性に対する性欲が無いという前提でのサービスなのでしょうね。

私たちのテーブルは、フェム系も中性系もボーイッシュ系も、MtFちゃんやFtM君もいたので、なんでもありの1ダースだったのですが。
ご想像の通り。
私たちのテーブルが一番盛り上がっていたと思われます。
私たち以外にも女性のお客はいてチップもあげていましたが、私たちの盛り上がりは群を抜いていました。

まず先陣を切ってチップを渡すのはやっぱりフェム系。
これは周りのリーマンから見たらレズビアンショーのように見えたかもしれません。
でも私たちはそんな外野を気にしない。
自分たちで大盛り上がり。
問題はボーイッシュ系。女王様にいったんは
「触るな!!」
と注意を受けるも、こういうときだけは必死に女性アピール。
ダンサーもボーイッシュの胸を触って確認すると、にっこり微笑んでサービス10倍UP。
東レにあったように、まさに「触ったり触られたり挟まれたり叩かれたり」。

ああ、こうしてシラフで(って私はいつもシラフだった)冷静に文字にするとなかなかアホらしいけれど、たまには微エロを皆で楽しんでアホになるのもすごく気持ちがいい。
隠れた部屋でこそこそするエロよりも、野外の空の下、みんなでワイワイ楽しめるエロの幸せ。

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bianca×パメラ

ああ、みんな引かないで!
「レズビアンがみんなこんなだと思われたら困るわ!」とかお叱りを受けたらどうしよう。
そんなヘタレズな私ですが、やはり根はオタク。

一番ドキッとしたのは、おっぱいダンスよりもチューよりも、仕事を終えて蒼いワンピース姿のパメラちゃんに
「thank you! bye!」
と手を振ってもらったときなのでした。
おっぱいのときは緊張してしまって(ほらガチだから)、あんまりトキメキとかは無いのですよ。

ストリッパーは服を着た時が一番色っぽいと悟った2008夏の夜。


興奮を隠し切れないドSとか、coochin×パメラの最上級美女ショーとか、都合良くGIRLになれるR氏とか、絡んでもベビープレイのようで可愛い乙女会とか、後で揺すりに使うために冷静に撮影を続けるフラスコとか、彼女に遠慮して何も出来ないK君とか、唯一3PだったKさんとか、他の人のことも仔細に書いてしまいたいのですけどね。
私って優しいな。

とにかく皆の反応を見るのも楽しかった。
今思えば、ああ、あの人も連れて行って反応を見たかった!と思う人がたくさんいます。
そして紹介してくださった東レのMさんに感謝。
貴女はこの日、神でした。

気の置けない友人大勢と行くならば、かなりお勧めの大人スポットだと思いますよ。
posted by bianca at 23:47 | Comment(346) | TrackBack(0) | 日記

2008年08月24日

微乳ブームの到来

オフ会の写真を見てドSが衝撃を受けています。
それはこの、受付での自分の写真。

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「・・・私、こんなに胸無かったの?」
え?何を今更?
ドSはトランスでは無いので胸を潰してはいないけれども、私のように腹背中全ての乳周辺肉を強制的に集結させた上に80年代の肩パットを入れたような戦闘ブラではなく、ワイヤーレスのマスクのようなブラしか付けていない。参照↓

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ナチュラルで飾らないドSの、小さいけれど形の良い(と一応フォロー)胸が私は大好きなのです。
それにレズビアンからもノンケ女子からも絶大な支持をされるシェーンことケイトも微乳だし、ラスフレの瑠可も(ってあれはトランスだっけ)。微乳ブーム来てるよね?絶対。少なくともL界には。
とか言いながら、東レで紹介されていたおっぱいビアガーデンに近々行く予定。
爆乳を目の前にしたらひれ伏してしまうかもしれません。

■新カップルさんいらっしゃ〜い
合同オフがきっかけでつきあい始めましたというHOTな報告を早くも頂きました。
うれしいわぁ。末永くお幸せに。
他にはいないのかしら。
わくわくして報告お待ちしていますのでどうかひとつ。

箸が転んでもしんみりするお年頃
久しぶりにゲイ友U子とニューハーフS江と3人で食事。
たまに会って、それぞれの悩みなどを話し合いたいと思っていても、顔を合わせるとそんなことを忘れ「まぁ、いいか!」と思わせてくれる。あなたたちもちゃんと生きてるのね、なら私も頑張るわ、というお互いの生存確認のようなものかしら。
大した話しはしなくとも、そう思わせてくれるのはありがたいことです。
思えば10年以上前、出会った頃は3人ともまだ学生だった。
私はノンケに片思いばかりで一生『彼女』なんて出来ないと本気で思っていた。S江は自称ジャニ系のゲイで、なのに私の服を着て私の通う女子大に潜入しハラハラさせられたことも。そんなS江も今はどこから見ても完璧な女性に。昨日は「2丁目だから先祖返りする!」となぜかはりきって男装していたがレズタチにしか見えなかった。そしてU子は今、偶然にも私の母校の教壇に立っている。U子が後輩にどんな教鞭を振るっているのか、今度は私が女子大生のコスプレして潜入したいわ。
って当時のS江より無理があるわね。
10年前には予想もできなかった未来。
店の窓から仲通りを見下ろして、道行く人たちを観察しながら思う。
10年後はどんな景色を見てるのだろう。私たちは?私たちを取り巻く環境は?2丁目は?
少しばかりしんみりとする夏の夜でした。
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2008年08月16日

百合姉妹と遺言と

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上の画像内にあるグッズ、全てが何なのかわかったあなたはSL(Super Lesbian)です。

妹が怪我で入院してしまいました。
妹と言っても、ドS公認で勝手に妹として愛でている年の離れたL友です。
先日うちの至近距離に引っ越してきて、初の1人暮らしを始めたばかりでした。
私はちょうど恵比寿で五輪観戦という名のイケタチ鑑賞をしながら食事を楽しんでいる最中、そんな妹から電話があったのです。
「お母さんが入院中部屋を片付けにくるから預かって欲しいものがある」
前日に言うかー。真夜中に重いグッズを引き取りに行きましたわよ。
今事故とかにあってこのグッズをばら撒いたら・・・なんて妄想しつつ帰路へ。
うちは中学生男子のベッドの下代わり?

だいたい上部のLGBT手ぬぐいを見て
「あらっ!これはゲイレズパレードの公式グッズ!!あの子ったらもしかして・・・」
なんて気付くようなら、お母さまもSLの可能性大ですわよ。
しかも刺青DVDは私が香港土産であげたものだし。
ひどいわねー。

実家組のLな皆様および主婦Lな皆様は、家族の目からどこにLグッズを隠しているのでしょう。そんなもの持ってない人がほとんど?良い隠し場所があればヘタレズな妹に教えてあげてください。
ちなみに私は実家でも隠していませんでした。

さて、そんな感じで入院した妹ですが、3週間はリハビリ入院しなくてはならないようなので、お見舞いツアーという名のナース見学ツアーに行こうかと思っています。
妹を知ってる方、参加しませんか。

なんでもお祭りにしてしまう私は不謹慎でしょうか。
私と似てる面のある妹のこと、深刻に心配されるよりも明るく気にかけてもらった方が気が楽なのではないかと。

そしてこれは私の遺言です。
いつ何が起こるかわからない世の中、自分の葬式は辛気臭いのはどうしても嫌なので、できればお祭りにして欲しいと思っています。とにかくみんなで美味しいもの食べて、パーティみたいな感じで思い出話しを語って、ちょっと私を思い出してくれれば本当にうれしい。
そしてそこで知り合った人同士で良い出会いがあったりしたら、カップル萌えの私はきっと天国で喜んでいます。


■業務連絡
本日8月16日、JL東日本にお申込くださった方全員に、オフ会での、お料理写真を中心とした非公開アルバム招待状を送りました。思い出して懐かしんで頂ければ幸いです。
届いて無い方は連絡くれたし。
posted by bianca at 16:04 | Comment(21) | TrackBack(0) | 日記

2008年08月10日

今熱い!“ビアン”オフ会潜入レポ

って、ワタクシ幹事だから潜入も何もないのですが、昔の三流雑誌記事みたいで面白いかなと。

世間は北京五輪真っ盛りの、よく晴れた日の夕方。
JL東日本〜そうだ 合同オフ、行こう。は開催されました。

まずは参加してくださった方々に感謝。
熱心にブログを読み当日まで指折り数えてくださった方々、ネット上でしかお互い知らなかったブロガーつながりの方々、いつもの飲み会ノリで参加してくれた友人の方々、宣伝も兼ねて来てくださった各イベント関係の方々、なんだかわからないけど友人のつきあいで来ちゃった方々、総勢100名の方々!本当にありがとうございました。

そして、提案してくれたnurekobutaさん、ごろごろさん、coochinさん、スタッフをしてくれた幹事相方たち、友人たち、本当にありがとう。

■オフ直前
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渋谷路地裏で誘導組のcoochin&bianca。
まるで2人ぽっちのプライドパレード(coochin談)
「あっ!あの人たちそうじゃない?こちらですよ〜」
来た来た。ビンゴ。
「あっ!○○(友人)だ!こっちこっちー!」
他人のフリして通り過ぎ激写する友人たち。

■スタッフの皆様
見た目わかりやすいという理由で会場真下で看板持ちをしてもらったフラスコの恋人P氏と女女苑デザイナーNuts氏。
迷った人を遠くまで迎えに走ってくれたnurekobuta彼女Sさん。
受付チェックを細やかにしてくれたごろごろ彼女Yさん。
スタッフ集合時間には遅刻したけど大いに盛り上げてくれた東京レズライフカップル。
メッセージカードを配ってくれた、ここではマイノリティになるcoochin氏のノンケ親友MちゃんとイケメントランスK君。
カード制作等の下準備をたくさん助けてくれたcoochin恋人のR氏。
シェーン来日秘蔵映像を制作してくれたフラスコの逆転劇こくーん氏。
そして、終始受付場でお金を管理し「ドSの小部屋」の主と化していた愛する彼女ドS。
無償で働いてくれた皆様のおかげでオフ会をすることができました。
本当にありがとう。

■始まりからテンパる
浮かれて誘導していたとき司会進行表を紛失してしまい、直前に頭が真っ白になる大アホbianca。nurekobutaさんに「どうしようどうしよう」と泣きつくと「大丈夫、覚えてるので大丈夫だから」と優しくなだめてもらう。アドリブでスタート。

■幹事+相方の紹介
マイクで1人ずつ紹介すると、皆様の反応が実に温かい。泣きそう。
最初、店員の目とかを気にする人いるんじゃないかな?と心配でしたが、皆様堂々としていてカッコよかったわ。

■メッセージカードゲーム
詳しくはcoochinブログ参照。とにかく最低7人には話しかけて8枚のカードを揃えなくてはならないゲーム。これ、シャイが多いから絶対時間がかかると思ったらみんな早い!明らかな幹事の誤算でした。申し訳ない。
上位8位賞品はあっと言う間に決まってしまう。
イマドキビアンは積極的なのね。

■オフ会では・・・
10以上は数えられない私にとって、100人は既に天文学的数字。
新潟や愛知など、遠方から来てくれた方もいて感激でした。
また、なぜかハトサブレをお土産に頂いたりしてうれしかったわ。
贔屓目かもしれませんが美女率も高し!乙女会の方も花を添えてくれました。
何より驚いたのは参加者同士で偶然同じ職場だった人がいるようです。お互いカムアウトしていなかったので、まさかこんなとこで会うとは!?と驚愕したとか。
動けないドSのとこまで挨拶に来てくれた人もたくさんいて、「タイプです」と言ってくれた人もいたとかで鼻の下が伸びていたよ。
会いたかったブロガーさんたちにやっと会え、オフでの新しい交流が始まったことは本当にうれしかったです。
仕事中のこくーん氏がなんと店までバイク便で飛ばしてくれたシェーン来日映像での盛り上がりには渋谷を震撼させるレズパワーを感じました。
最後、締めの挨拶のときまで、皆様の拍手が温かくうれしかったです。
泣きそう。

■オフ後
2丁目お初組さんたちを連れて渋谷→新宿へ。
初めての副都心線に皆で興奮。遠足のお子様ビアンと化す。
2丁目案内後、解散。しばらくバーで死んだように休息。その後2丁目をフラフラ。
バーでもクラブでも「今日オフ会行ったんですよ」と声をかけてくれる人がいて「楽しかったです」の言葉に涙が。
「楽しかった」この言葉を聞けることが一番の喜びでした。


■宣伝
当日、フライヤーなど以外では来ていただいた方の宣伝ができなかったので、改めてこちらで。

★軟式野球ボヘミアンズ メンバー募集
-満員御礼!締め切りました-

★9.5Fri DIAMOND CUTTER
http://diamondcutter.jp/

★日英LGBTユース エクスチェンジ プロジェクト
http://www.delta-g.org/youth/


今回は、本当に本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしく。
posted by bianca at 18:13 | Comment(420) | TrackBack(1) | 日記

2008年08月07日

“ビアン”のイメージ戦略

■業務連絡
・8月9日(土)JL東日本オフ会の詳細メールが届いていない人は子宮連絡ください。

・申込された方は、同伴者の方たちにも詳細メールを転送してくださいね。

■レズが“ビアン”になったように
イメージ戦略は大切ですよね、何にしても。
その上で、名称というのはやはり大きなポイントかもしれません。
もはやノンケでも知る人の多い“ビアン”という呼び方。
頭隠して尻隠さない間抜けネコのような感じがするので私はあまり使わす、仲間内ではレズレズ言って嫌がられてますが。
“ビアン”を使うことで、自分自身を受け入れられやすくなったレズビアンもいることでしょう。そういう点では、それまでのイメージを払拭するカジュアルな名称で生まれ変わることには意味があるかもしれません。中身は変わらないんだけどね。
そういえば昔、S江に出会った当時も
「ねぇねぇ、レズって“ビアン”っていうのね!素敵ね〜」
と言われた記憶がある。
ニューハーフもシーメールとかミスターレディーとかに比べれば幾分響きが良くなったでしょうか。
で、最近S江から教えてもらった新語は「m4T(エムフォーティ)」。
なんだと思いますか?
これは men for transsexual 、つまりニューハーフのことが好きな男たちのことを海外一部地域でm4Tというらしい。
「俺ら、m4Tなんだ!」ってなんかかっこよくない?ない?
ニューハーフに惹かれる傾向のある男は、どこかでそれを後ろめたく思っている人が多いらしい。
それは私たちゲイレズビアンにもあるかもしれないけれど、異なるのは「自分は基本ノンケだ、だけども・・・」という微妙な立場や割り切れなさ、モテないから女に似た男を女の代わりにしてるのでは?という自己嫌悪など、S江いわくゲイよりもネガティブに捕らえて隠したがる人が多く、結局は純女を選ぶ例が多い、とのこと。
そうしたニューハーフ好きな男のイメージを払拭するのにm4Tが一役かってくれれば良いですね。
たかが名称。されど名称。
好きなものを好きと言える勇気を!

ちなみにニューハーフ好きなレズビアンの私はl4T(エルフォーティ)?イエス!エルフォーティ!!

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posted by bianca at 01:49 | Comment(354) | TrackBack(1) | 日記