わりとよく知られているのは西口に東武、東口に西武。
何年経ってもハチ公のようにメジャー級になれないイケフクロウ。
ネームプレートで個人情報を大公開しながらぞろぞろ歩く修学旅行生の団体。
降りる人を待たず我先にと乗り込んでくるJR利用客。
ジャージのヤンキー。
これらはあまり新宿や渋谷では見られない。
その他、けっこう名物があるのです。
ネコ喫茶若手NO.1どんぐりちゃんと、男装が作ったカフェモカ
●ネコ喫茶
池袋には数店あるらしいので、仕事帰りに初めて寄ってみました。
小学生の入店禁止、だっこ禁止等、猫たちにストレスを与えないようにしている努力が見られます。
大型のソファが10個ほど置かれる広い空間には座敷もあり、お客はゆったりと寝転んだりしながら、9匹いる猫たちを愛でる。
猫たちはスタッフの飼い猫とのこと。掃除も清潔にされていました。
動物を扱う商売としては、売れ残ったら容赦なく廃棄するペットショップよりずっと良いのではと思います。
●男装喫茶
以前、801というそのままな名前のとこに行ったことを書きましたが、今回はリリーローズというこれまたそのままな名前の男装喫茶に行ってきました。
詳しくはcoochinちゃんとこで絵日記にしてくれることを期待して。
印象に残ったのは「百合ではないので、タチネコじゃないんです。攻め受けなんです。あくまで男の子という設定なので」とお客さんが説明してくれたこと。う・・・う〜む???
お母さんと一緒に来ていた小学生くらいの女の子もその特権を生かして男装に抱きついたりしていました。どんなレディに育つのか楽しみですね。
男装がお客さんに語る言葉が甘〜いので、女の子を落としたい奥手レズビアンも勉強しに行くと良いかもしれません。
★所感
ネコ喫茶、男装喫茶に共通するのは『夢の空間』であること。
それは現実ではなくて、現実の甘い部分のみを一時夢見させてくれる場所。
動物を育てる醍醐味は、ただ可愛いと遊んで萌えるだけではなく、ウンコの世話をして、毛の掃除もし、餌を欠かさずやって、病気になれば介護をし、最期を看取らなくてはいけない。
恋愛も甘い言葉だけではなくて、嫉妬もあるし、家族との関係や将来や色々な問題を2人で解決しながら愛情を育む面倒なプロセスがあってこそ。
でも、そうした生活臭い部分を取り除いて、甘い香りを抽出した夢を一瞬嗅がせてくれるのが、こうしたお店なのかなと思います。
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