2007年02月12日
彼女のカムアウト
私と付き合い始めた当時、「私はいつか結婚するから、それはわかってて」と言っていた彼女の7年後のいきなりの行動。
私は何が起きたのかわからなかった。それ以上に、彼女の母親は何が起きたかわからなかったと思う。
結果はこう。
2007年02月25日
彼女のカムアウトのその後
「将来あなたが幸せだとは思えない」と母親に言われた彼女。
彼女と母親の関係はあれからどうなったかというと、カムアウトは「聞かなかったこと」にされていたよう。
実家に帰ってもあえてその話題には触れない。母親も、彼女も。
そんな感じで1年が過ぎた先日、実家に帰った彼女と母親は、話の流れで、自然にまたその話が出たそうです。
1年経つと、母親はだいぶ落ち着いたようで
「あなたが結婚しないというなら、ちゃんとそれでも生きていけるように、将来の設計をしなさい。仕事のこととか、マンションのこととか」
と話してくれたそうです。
それと
「男を好きになれないのはわかる。でも女性に恋愛感情を持つのはどうしても理解できない」
と言ったものの、そのあとに私のことに触れ、元気かどうか聞いてくれたそうです。
理解できない、でも認めよう、そんな彼女のお母さんの姿勢を聞いて胸が熱くなりました。
この話は、先日私と彼女と私の母と3人で食事をしている最中、突如彼女が話しはじめたのです。
話をしたあと、彼女は突然私の母に
「ずっとありがとうって言いたかったんです。私はbiancaママのように私たちを理解してくれる人がいなかったら、周りの圧力に負けて、好きでもない人と結婚して、妥協した人生を送っていた。
今のようにbiancaと一緒にいることはできなかった。だから、本当に感謝しています。
彼女を生んでくれてありがとうございます」
と、母の前で深々と頭を下げた。
いつも何も話さない無口な彼女が、母親の前でいきなりこんなことを言い出すなんて、何が起きたのかわからず呆然となってしまった。
気が付くと、母の目も真っ赤だった。
どうして彼女は、いつも、こう突然なんだろう。
だけど、長い間かけて、彼女がどんどん勇気を持ってくれたこと、そして自分の親だけでなく、私の親も大切にしてくれることを、私はとても感謝している。
普通の結婚ではないけれど、私たちを認めてくれる親、理解できないけれど認めようと努力してくれる親、それと親だけじゃなくて、いつも支えてくれる周りの友人たちがいたから、ここまで生きてこれたと思う。
本当に感謝しています。
みんな、本当にありがとう。
そんな感謝したい友人の1人が描いてくれた私の素敵なロゴマーク
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