先週、上海市内にある“紅色加油駅-REDSTATION-”というレズビアンバーに行ってきました。
周りに知れ渡ってしまい場所を変えることが多いんだよ、と友達が言っていたので、どれだけひっそりと運営しているんだろう?と思いきや、入り口にはドーンと“LES Nigth”の文字のフライヤーが貼ってある大らかさ。こりゃ知れ渡るよね。
なぜかプードルを抱えたフェミニンな女性が受付をしていて、30元(約450円)を支払うと、横にいるガードマンのような男性から手の甲に紅いスタンプを押されて入店。
やはり中国は大きい。MAXで200人は入るという巨大な店内には、20歳前後の若ビアンが多く、中国の街にいる子たちよりも平均的に皆お洒落。
ボーイッシュ系よりもフェミニン系が多いのは、近年のボーイッシュブームの中国からすると不思議でしたが、タチネコを分けない不分(リバ)が主流だとか。
ソファーがあるボックス席がいくつもあって、テーブルごとに友達同士でボトルを数本買って自分たちでソフトドリンクなどで割って飲んでいました。
ダンスフロア、DJブース、ステージもあり、ステージではポールダンスをしたり、TOMBOYが歌を歌ったり。歌の最中に下から花火が吹き上がる演出も。
底抜けに明るくてフレンドリーな子が多く、私が日本人だと分かると
「日本語を教えて!アノ時の“高潮”はなんていうの?」
と聞かれ、答えると
「イクイク〜!キモチイィー!」
と妙な日本語を皆で叫びながら踊りだしたり。スキンシップも激しくて、チューをしてる子たちもあちこちに。エロ可愛い上海ビアン子たちに私の鼻の下は伸びっぱなしでした。
紅色加油駅は週末に限りレディースオンリーですが、平日は男性も入れるのでゲイメンも多いとか。上海にレズビアンバーはもう1店あって、客はふたつに分かれるそう。
現在は中国でも北京や上海や成都などの主要都市にはレズビアンバーがあり、週末はどこも賑わうようです。
しかしいくらマイノリティに理解ある都会とは言っても、実際は普段抑圧されてるからこそ週末は皆こんなに弾けちゃうんだよ、と友達は言ってました。とても可愛いカップルが多くて微笑ましかったので、彼女たちがこれからもずっと仲良く幸せに生活していって欲しいと願うばかりです。
日本に戻ると、成田空港で彼女が待っていてくれました。
何年つきあっても、出張の度にこうして空港まで迎えに来て荷物を持ってくれる彼女の優しさに、胸が熱くなりました。帰りのリムジンの中で早速「アド街2丁目特集録画しといたよ!でもレズバーは全然出てこなくてさ」とワンセグで見せてくれるレズレズしい彼女が大好きです。
のちに上海でお世話になった友達にお礼のメールをすると
「私たちはビアン家族でしょう?遠慮しないで」と書かれていました。
“ビアン家族”には笑えましたが、これからも世界のビアン家族に会いに行きたいと思います。大家族になるわね。
■私のリンク紹介 第4弾
●BLND
みやきちさんの頭の良い文章に夢中になって貪り読んだサイト。とくに怒涛のエッセイは必見です。読むだけで頭がスッキリ視界が広がり、こちらまで頭が良くなったような錯覚に。
●mix-juice
カップル萌の私なのですが、実は露出狂垂れ流しラブラブカップルblogは苦手。が、ここのお2人は客観さを持ち合わせている上に、不倫についてなどのエントリーも読み応えがあり、2人で乗り越えたいくつものことが冷静に書かれているので好きです。
●The Marilyn Blog
美意識の高さが溢れ出ているので、とても憧れるものの腰が引けてしまい、リアルで会いたいような会いたくないような不思議な存在のマリリンさんのblog。木陰からそっと覗き見ていたいけれど、なぜか女女苑を気に入ってくれているようなのが心底驚きと恐縮なのです。フェロモンが匂ってくる文章にあやかり、いつか堂々と会えるような女性になりたいと思っているのですが・・・。
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