前々回の日記で、レズビアンの「カムアウト」に対する関心の高さを再認識。
友人からの励ましや、知らない人からも色々なメールを頂きました。2丁目のバーでも「ブログ読んだよ!おめでとう!!」と声をかけてくださった皆様、本当に本当にありがとう。
そして「勇気をもらった。私も頑張る!」と言ってくださった方々へ・・・
はやまるなーーーー!!!
本当にすみません。あの後エライこっちゃになっています。
彼女の母上は「まだいい男性に出会っていないだけ」という認識のよう。ではノンケの人たちはまだ「いい同性」に出会ってないから同性と恋愛せず、仕方なく異性とつきあっているのでしょうか?
彼女の母上は「将来あなたが幸せだとは思えない」と言っています。一番辛い言葉ですが、それは私もわかりません。幸せは本人が決めることだと思っています。
親が子供の一番の幸せを願い、普通の結婚をして幸せになってもらいたいという気持ちは痛いくらいわかるつもりです。そんな親の願いを裏切って悲しませたくないからと、彼女が結婚の道を選ぶなら、それも仕方ない。
でも、私は私の母親の言葉を信じて生きていきます。
私がカムアウトをしたときに母が話してくれた。お嬢様だった母の両親は「東大出の公務員」との見合い結婚しか許さず、当時つきあっていた人とどんなに頼み込んでも結婚を許してくれなかった。駆け落ちを計画したけれど、土壇場で母は親を裏切ってそこに行くことが出来なかった。親の決めた結婚式当日さえ「卒業」のように彼が奪いに来てくれるのではと願った。けれど来てはくれず、それ以来一度も彼と会ったことがない。そんな母と結婚して離婚することになった父も可哀想だ。だからあなたには、本当にあなたがこの人だと思う人と生きて欲しいと言った。
多分、それは母のような経験をした人しかわからない。普通に幸せな結婚をした両親には「幸せの基準」があるから。
人それぞれに幸せの形があるのだから、それは結局本人が決めるしかない。彼女は今回の結果にはもう泣かず
「まぁ、これも想定の範囲内だから」と古過ぎる言い方をしながら笑ってはいるけれど、心の底には鉛があるような気持ちなんじゃないかと思う。
彼女が苦しむ姿を見たくないから、私は母の結婚前の恋人と同じように、自分の生き方を提示したならあとは彼女の選択を尊重するしかない。
そしてどんな結果になっても、彼女の選択した道での幸せを本当に願える人間になりたい。多分、母の元恋人もそう願って身を引いたはずだから。
とりあえずこんな状況ですので、カムアウトは慎重に☆