今回は、先日放映終了してしまった映画
「LOVE MY LIFE」です。
プリカちゃんと共に、レズビアン支持の高い※やまじえびね原作漫画の映画化。
甘〜い甘いファンタジー映画だと思いました。
これは決して馬鹿にしてるわけではありません。だって私は泣いてしまいましたから。泣いたことで、彼女と友人には軽く引かれましたが。
その場面は
受験勉強で長く会えなかった恋人から
「会いたい」
それだけのメールが来て、まるで犬コロのように走って走って彼女のもとに向かうシーン
こんなに単純なシーンでも、女の子同士の物語が少ないゆえに中学生のごとく感情移入してしまい、思わず低い鼻の奥がツーーンとしてしまう。
大半の出演者の演技は下手だし、2人の爪は長いし、しかもそのゴテゴテネイルをことさら強調するようなカットが多いし、恋も仕事も人間関係もハッピーなオメデタイ展開も無理がある感じですが、これはファンタジーなんだから良いんです。
男女の恋愛映画だってそんな甘〜いお話はごろごろある。
レズビアン映画だけ現実をリアルに再現しなければいけないなんてことは無いでしょう。
綺麗な女の子2人の甘いラブストーリー。
栄養があって身になるメインディッシュでは無いけれども、食後にちょっと食べると無条件に幸せな気持ちになれるデザートのような映画でした。
ところで、レズビアン系映画を見に行くときの楽しみのもうひとつは、お客さんウォッチですよね。
封切ってすぐに渋谷でやっていた方に行ったゲイ友の報告では
「客は男ばかりだった」とのことだったので、もしや「卍の悪夢」再び?
とハラハラしましたが、私たちが見た終了間近の池袋は、パラパラと女性同士の客がいてポツポツと男性一人客がいるという状況。
“わかりやすい”外見の私の彼女は、無遠慮にガン見されていたので、私と友人は笑ってしまいました。
それを踏まえると、レズビアン系映画に行くときは女版HGばりの“わかりやすい”格好をして一人で行くことをオススメします。
ジュースを買うときにガン見されたら「一人で見に来たんですか?」って声をかけたり、トイレで「いい映画でしたね」って鏡越しに微笑みかけてみたりしたら、出会いが生まれるかもしれません。
※やまじえびね漫画のレズビアン支持は海外まで及んでいるようで、台湾のゲイカフェにも中国語に翻訳したものが置いてありました。
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