私はよく「百合」という言葉を好んで使用するのですが、ビアンコさんの中にはあまり好きでない人が多いようですね。
それはやっぱり現在「百合」の言葉のイメージはAVもしくは同人系を連想させるからでしょうか?
「百合族」という言葉を作ったのは、日本で一番最初にゲイ雑誌を創刊した『薔薇族』の編集長、伊藤文学氏だったのですね。
彼はノンケらしいけど、何者なんでしょう?
ってこの本「『薔薇族』編集長」を読めばある程度わかるんだけど、やっぱり根本はわからない。
「ノンケが金儲けでゲイを利用した」という意見もあるようだけど、何度も警察から呼び出され、リスクを犯しながら当初は大して儲けにもならないところから苦労してまで単なる「金儲け」と言えるかしら。
ならばオコゲ?ボランティア精神?平等思想実現のため?
わからん!!
でも彼が日本のゲイ発展に大きな貢献をしてくれたことは確か。
美輪様や寺山氏が絶賛し、現在ファンシーショップでも大人気のイラストレーター内藤ルネ氏が表紙を描いた『薔薇族』内で、当初はゲイとレズビアンの友情結婚のページのために生まれた「百合族」の言葉。
こんな伝統ある言葉を、ワタクシたち百合族は誇りを持って使っていこうじゃありませんか!!
薔薇は気高く咲いて美しく散るけれども、百合は鬼のごとく咲いてしぶとく散らないのです。
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