2006年08月26日

シーワワー

会社であまりに仕事が暇なため、意味なく辞書をひっぱり出してパラパラめくっていたところ、新事実を発見。
コイツの正式名は“シーワワー”でした。

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チワーワでも良いらしいけど。
どちらにしても言いにくいですね。友人ビアンカップルが最近犬を飼ったのでうらやましくて仕方ないこの頃です。
恐ろしいことに、私たちももうつきあって7年目になるので、そろそろ自分達以外の生命体を共同で育ててみたいのですが、なかなか難しい状況なのです。

それで全然関係ないけれど、今年の記念日は台湾に行くことにしました。
せっかく行くなら台湾のレズビアンに会ってみたい。
ということで、YAHOOで“台湾 レズビアンバー”と検索したらトップにうちのブログが出てきてびっくりしました。

とりあえず台湾で一番大きいらしいレズビアンサイト“2GIRL女子拉拉学園”で情報収拾してみますが、台湾情報をお持ちの方はどうか教えてくださいな。

お礼に可愛い台湾拉拉をお土産に連れて帰れるよう頑張りますので。
posted by bianca at 00:00 | Comment(441) | 日記

2006年08月14日

母と2丁目

先週のことですが、ひょんなことから母を連れて2丁目へ行きました。

ところでひょんなことの“ひょん”ってなんだろう。
「2丁目に行ってみたい」
というノンケ女子のような母の発言で連れて行くことになっただけの話なのですが。

仲通りのど真ん中で
「2丁目はまだ?」とぶっこく母に
「ここだよ」と説明すると
「え!!ここなの?ここなら何度も通ったけど、2丁目とは気づかなかった!」と心底驚いていました。

レディスバーはさすがに気が引けたので、ココロカフェで母と彼女と3人でお茶。
たまたま女性の客が多くて、横にいたゲイカップルが
「いったいいつからこの街はレズに乗っ取られたのぉ!!??」
と愚痴っていたが、その中に母もカウントされていたのかしら。

母はそんな会話をよそに、最近読んだ“いかに添加物が身体に悪いか”という今更な感じの本について熱心に語っていました。
そして「でも食べたいもの食べて死ねたらそれでいいわよね〜」と、結局なんの意味も無い感じで締めくくり、2丁目だろうがどこだろうがマイペースっぷりをそのままに店を出ました。

最後ルミエールを覗いて「あら〜面白いパンツねぇ」とケツ割れに少し関心を示していましたが、それ以外は特に何か思うこともなかった模様。

始めて2丁目に行ったときの、期待と緊張にドキドキしながらも“母に申し訳ない”とすら思った純粋な自分を、ひとり懐かしく思い返す夜でした。



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母の愛

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posted by bianca at 22:51 | Comment(5) | 日記

2006年08月03日

乙女ロード

乙女ロードなんていう名前がついてるから、百合の花々が植えられた石畳の小道を想像していた私ですが(←嘘)、そこは池袋サンシャイン横にある普通の雑居通り。
二丁目とはまた違った(いや一部かぶるかも)個性豊かな方々が集っていました。

「腐女子ロードへようこそ!」
と、嬉々としてレクチャーしてくれる友人に軽く引きながらついて行ったのですが、時間がなくて一番行きたかったメイド/男装喫茶には行けず、本屋やコスプレ店だけを周りました。

「ここはすごいの!アニメとか芸能とかジャンルが分かれてる上に、攻め(同人誌版タチのこと)と受け(同ネコのこと)で分かれていて、わかりやすく陳列してあるの!!」
なかなかの美人なのに、どうしてこうなってしまったのかしら?
心底楽しげに説明する友人を見ながら、私は内心考えていました。
そんな友人だからこそ親しみが持てるのだけど。

感動したのは、そのジャンル分けしてある巨大な同人本屋の片隅に、ほんの少しだけ「男女カップル」コーナーもあったこと。
ここで男女カップルはマイノリティなのね。
それでも排除せずに存在することにびっくり。男女カップルモノをわざわざ乙女ロードに買いにくる人がいるのかしら。巷にあふれているのに。

平日にも関わらず店内に溢れるお客さんはみんな真剣。ここは噂に聞く台湾の本屋?ってくらい通路に堂々としゃがみこんでずっと物色しています。
残念ながらここには私の求めるものはありませんでしたが(“マリみて”だけは、ほんの少しありました)、もしこんなカップル小説があったなら私も乙女ロードに通ってしまうことでしょう。↓

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女の子同士の細い腕がたまりません。中華ネット上には実際2人の小説が多数存在。

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世界中のレズビアンに大人気の2人。日本にもこんなドラマがあったらいいのに。

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祝:キャプテン返り咲き。色々と物議を醸した2人ですが、ずっと応援しています。

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posted by bianca at 00:00 | Comment(5) | 日記

2006年08月01日

トランスアメリカ

見てきました。
なんだかもう、やるせなかったです。
映画ではなく。映画自体はとても良かったのに。
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問題は、来ていた客たち。大体が男女のカップルなのですが、ここってそんなに大爆笑するところ?というところでドリフ並大爆笑(年がバレるねこの表現)。
下半身出てきただけでそんなに面白い?小学生ですか?
天真爛漫に笑う隣席女子の首を何度絞めようと思ったかしれません。

もちろんあえてブラックユーモアに描いているのはあると思うんだけど。
そして当事者でもない私がこんな風に思うのは、逆に傲慢なのかもしれないけれど。

性同一性障害以外にも、少年への性的虐待のエピソードや家族へのカムアウト・・・全体的にテーマはかなり重くて深い。
もうここまできたら笑うしかないよね、というギリギリの中から突き抜けて生まれる当事者の笑いならわかるんだけど。

たまたま映画を見る直前にMtFの友人と電話をしていて、彼女も見に行くと言っていた。その友人と一緒に来なくて本当に良かったよ。
横にいたら、多分私は居たたまれなかったと思う。まぁ、友人は何も気にしないかもしれないけれど。


帰りに、館内に売っていた『ダブルハッピネス』著:杉山文野という本を買いました。
ダブルハッピネスダブルハッピネス
杉山 文野

講談社 2006-05-19


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若いFtMの子が書いたもので、今まで読んだトランス関係著書の中で一番面白かったです。
友人に手紙を書くようなわかりやすく飾らない文体。ここまで曝け出しても良いの?とびっくりするくらいプライベートなことも書いてるけれど、全然自己顕示的な感じがしない。
そして、彼の行動力が素晴らしい。とにかく思い立ったらすぐ行動にうつしてやってみる。引きこもりの真逆な性格にすごく好感を持てました。

帰りの電車の中、この本を読みながらふと※横の彼女を見て思いました。
この状況は傍からは“トランスの恋人を理解しようと必死な恋人の図”に見えるかもしれない・・・。


※私の彼女は“歩くカムアウト”と言われてますが(←実際はクローゼット)、トランスではありません。多分。


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my honey

posted by bianca at 00:00 | Comment(6) | 日記